通り魔

原作者 きなもち
登場キャラ数 男:2女:0無0
ジャンル ギャグ
セリフ数 56
目安時間 6分
利用規約 配布元とURL書いてってことです
提供元 音楽作品を制作している1次創作グループ
メディア  
登場人物 性別/声 セリフ数 その他
小笠原
(おがさわら)
28 弁護士
岩崎
(いわさき)
28 通り魔

サークル情報

001 小笠原 「はぁ・・・まさかこんなに帰りが遅くなるとはなぁ」
002 岩崎 「フー・・・フー・・・ついに見つけたぞ・・・・・・死ねぇ!小笠原ぁ!」
003 小笠原 「痛っ!な、なんだね君は!」
004 岩崎 「父さんと母さんの怨み!死ねええええ!」
005 小笠原 「痛い痛い!ちょっと、どういうことなんだね!」
006 岩崎 「お前のせいで俺の両親は・・・家族は死んじまったんだ!」
007 小笠原 「痛いって!どういうことか詳しく説明しなさい!」
008 岩崎 「お前が俺の親を死刑に追い込んだんだ!お前のせいだ!お前のせいだぁ!」
009 小笠原 「痛い痛い!まずは順を追って説明しなさい!」
010 岩崎 「13年前のことだ!覚えてるだろう!?」
011 小笠原 「痛い痛い!13年前で夫婦の事件といえば、無差別有害ガス大量殺人事件のことか!」
012 岩崎 「そうだ!お前が二人を有罪、死刑に追い込みさえしなければ!」
013 小笠原 「くっ・・・だがその件に関して私は正しい判断をしたとしか答えられないぞ!」
014 岩崎 「二人は濡れ衣だったんだ!事実二人は無罪になるはずだった・・・
それをお前が最高裁で覆して有罪にしなければ・・・!」
015 小笠原 「い、痛い・・・!
しかしちゃんとした証拠も提示した上で下された判決だ!私は何も間違ったことはしていない!」
016 岩崎 「うるせぇ!証拠だとか判決だとかどうでもいい!俺の両親を殺したやつに報復するんだ!」
017 小笠原 「い、痛い!痛いいいい!」
018 岩崎 「殺してやる!殺してやる!」
019 小笠原 「痛いい!やめろ!こんな事をして何になるんだ!」
020 岩崎 「13年前に誓ったんだ!俺の両親を殺したやつは全員殺すと!」
021 小笠原 「そんなことをしても両親は帰ってこないんだぞ!痛っ!」
022 岩崎 「お前に分かるか!?6歳の子供が!愛する両親を奪われた気持ちを!辛さを!憎しみを!」
023 小笠原 「気持ちは察する!だからといって君がこんな事をしても、亡くなった両親を悲しませるだけだ!痛たたた!」
024 岩崎 「親は関係ねぇ!これは俺の問題だ!俺が殺さなきゃ気が済まないんだ!死ねええええええ!」
025 小笠原 「い、痛い痛い!う、ぐあああああ!」
026 岩崎 「うおおおおおおおおお!」
027 小笠原 「痛いいいいいいい!」
028 岩崎 「死いいいいいいいいねえええええええええええ!」
029 小笠原 「うわああああああああ!痛い!」
030 岩崎 「早く死ねよ!」
031 小笠原 「い、痛いいいいい!」
032 岩崎 「痛いいいいい、じゃねぇんだよ!」
033 小笠原 「痛いんだから仕方ないだろう!」
034 岩崎 「さっきから何回刺してると思ってるんだよ!」
035 小笠原 「だから痛いと言っているんだろう!」
036 岩崎 「そうじゃなくて!さっきから!刺してるの!背中を!何回も!」
037 小笠原 「痛い!」
038 岩崎 「痛いじゃなくてぇ!!」
039 小笠原 「とにかく一旦このナイフを抜いて落ち着いて話し合おう!」
040 岩崎 「ナイフ刺された状態でそんなこと言えるんだったら、お前もう十分落ち着いてんだろうが!」
041 小笠原 「痛っ!押し込むんじゃない!引き抜きなさい!」
042 岩崎 「引き抜きなさい!じゃねぇんだよ!俺の殺意は未だにお前を貫こうと必死なんだよ!」
043 小笠原 「痛たたた!じゃあその抜き身の殺意を一旦鞘に納めなさい!」
044 岩崎 「だから殺意がどうのとか話し合うとか、もうそういう事じゃないんだよ!
すでにお前の背中に突き刺さってんだよ!俺の殺意の塊が深々と!」
045 小笠原 「だから早く抜きなさいって!何回痛いって言わせるつもりなんだね君は!」
046 岩崎 「俺としては一度たりとも言わせるつもりはなかったんだよ!
ナイフを刺してそれで終わりのはずだったのに一体どうなってんだよお前の体は!」
047 小笠原 「スネはツルツルなのに胸毛が異様に濃い私の体については今どうだっていいだろう!」
048 岩崎 「本当にどうでもいいよ!そうじゃなくてナイフを刺してるんだから死ねって言ってるんだよ!ほら!早く!」
049 小笠原 「うおおおおお痛いいいいいい!!」
050 岩崎 「だーかーらぁ!!」
051 小笠原 「ぐふ・・・はー、はー・・・君の両親は無罪だと、二度目の裁判までは私も思っていた・・・
しかし三度目の裁判の直前、私は確実な証拠を見つけてしまったんだ・・・」
052 岩崎 「いや、え!?なに急に!?落ち着いたと思ったらこの状態のまま話すの!?
全然いいんだけどナイフ刺さってるよ!?体に複数の穴があいてるよ!?」
053 小笠原 「あれは容疑者宅・・・つまりは君の家を家宅捜索した時の事だ。
何も出てくるわけは無い。そう思っていた矢先に私はとんでもない物を見つけてしまった」
054 岩崎 「・・・く、くそ!早く死ねって思ってるけど流石にそれは気になっちまう!
一体・・・一体何が出てきたって言うんだ!」
055 小笠原 「あれは・・・そう。まだ幼かった君が使っていた・・・おもちゃ箱の中に隠された・・・
うっ!ごほっごほ!ごはぁ!!・・・ぐふ」
056 岩崎 「え、ちょ・・・小笠原?あれ、小笠原?お、おい!小笠原!このタイミングで死ぬんじゃねぇよ!
何があったんだよ!おもちゃ箱に何が隠されてたんだよ!答えろよ!小笠原!小笠原!!小笠原ぁ!!」
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