原作者 | きなもち |
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登場キャラ数 | 男:2女:0無0 |
ジャンル | ギャグ |
セリフ数 | 101 |
目安時間 | 7分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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金田 (かねだ) |
♂/両 | 50 | 一般ピープル |
二宮 (にのみや) |
♂/両 | 51 | 一般ピーポー |
001 | 二宮 | 「あー、エレベーター遅いなぁ・・・」 |
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002 | 金田 | 「あれ、え!?」 |
003 | 二宮 | 「え」 |
004 | 金田 | 「え、うそ、え!?」 |
005 | 二宮 | 「え、あの、なに」 |
006 | 金田 | 「うそほんとに!?え、あの、ちょっといいですか?」 |
007 | 二宮 | 「あ、はい」 |
008 | 金田 | 「もしかして・・・太ってますよね?」 |
009 | 二宮 | 「・・・え?」 |
010 | 金田 | 「いやだから、太ってますよね?」 |
011 | 二宮 | 「・・・まぁ、はい。そうですね。正直、太ってます」 |
012 | 金田 | 「えー!うっそー!やばい、え!?本当に!?えー・・・あ、あの!」 |
013 | 二宮 | 「はい、なんでしょうか」 |
014 | 金田 | 「握手してください」 |
015 | 二宮 | 「え?」 |
016 | 金田 | 「握手、してください!」 |
017 | 二宮 | 「・・・いやまぁ、いいですけど」 |
018 | 金田 | 「本当ですか!?ありがとうございます!・・・うわー、汗ばんでるー!」 |
019 | 二宮 | 「あ、すいません」 |
020 | 金田 | 「あーもう・・・ありがとうございます!もう私一生手洗いません!」 |
021 | 二宮 | 「いや手は洗った方がいいと思いますよ。汚いし・・・」 |
022 | 金田 | 「あの!あの!」 |
023 | 二宮 | 「はい、はいなんでしょう」 |
024 | 金田 | 「よかったらなんですけど・・・ネタをやっていただいてもよろしいですか?」 |
025 | 二宮 | 「ネタ?」 |
026 | 金田 | 「はい!生で見たいんです!」 |
027 | 二宮 | 「・・・あの、人違いです」 |
028 | 金田 | 「・・・え?」 |
029 | 二宮 | 「いやですから、人違いです」 |
030 | 金田 | 「・・・・・・いやもうそういうのはいいですからー!」 |
031 | 二宮 | 「いやいやいや違います。そういうのとかじゃなくて、人違いです」 |
032 | 金田 | 「だからいいですってばー!」 |
033 | 二宮 | 「いやですから、違うんです。私はあなたの思ってる人じゃないです」 |
034 | 金田 | 「・・・・・・あー、なるほど。そういうことですか」 |
035 | 二宮 | 「はい」 |
036 | 金田 | 「はー・・・番組では良い人キャラで売ってるけど、実際に会ってみればこんなもんってことですか」 |
037 | 二宮 | 「いやあの、それも違うんですけど」 |
038 | 金田 | 「幻滅ですよねー、実際に会えて感動して、これからはもっと応援したい!なんて思ってたらこれですもんね」 |
039 | 二宮 | 「・・・いやだから」 |
040 | 金田 | 「なんか裏切られた感じですわー、本当にー」 |
041 | 二宮 | 「・・・・・・じゃあすいません、分かりました。ネタやります」 |
042 | 金田 | 「え?」 |
043 | 二宮 | 「ですから、ネタやります」 |
044 | 金田 | 「え、ほ、本当ですか!?」 |
045 | 二宮 | 「はい。特別に」 |
046 | 金田 | 「えー!ありがとうございます!え、ヤバいヤバい!生で見れるとかマジ感激!」 |
047 | 二宮 | 「じゃあいきますよ。えー・・・どうしようかな・・・ウ、ウィーン・・・・・・ 自動ドアって、体重で人を差別しないから、優しいよね」 |
048 | 金田 | 「うっわー!出たー!うわー!」 |
049 | 二宮 | 「あぁなんか・・・これでよかったんですか?」 |
050 | 金田 | 「ありがとうございます! え、ヤバい!マジ超ヤバいテンションヤバい!え、マジ・・・もう1個だけいいですか?」 |
051 | 二宮 | 「え?」 |
052 | 金田 | 「もう1個だけネタお願いしてもよろしいですか!?」 |
053 | 二宮 | 「まだやるんすか!?」 |
054 | 金田 | 「え、あ・・・そうですよね。一般人ごときに見せるネタなんて一つで充分ですよね・・・」 |
055 | 二宮 | 「いやだからそういう言い方されると私と勘違いされてる方に申し訳なくてですね」 |
056 | 金田 | 「わかりました、大丈夫です。私みたいな奴がアナタのネタを一つ、生で見られただけでも充分です。 そう思うことにします・・・」 |
057 | 二宮 | 「・・・はぁー、わかりました。じゃあもう一つだけですよ」 |
058 | 金田 | 「え!本当ですか!?良いんですか!?うわーありがとうございます!」 |
059 | 二宮 | 「じゃあいきますよ?」 |
060 | 金田 | 「はい!はい!お願いします!」 |
061 | 二宮 | 「えーっと・・・ブーン・・・軽自動車の加速、ちょっと遅いよね」 |
062 | 金田 | 「ぉおー!新ネタだー!」 |
063 | 二宮 | 「じゃあさっきのは既存のネタだったのか・・・」 |
064 | 金田 | 「いやもうほんとにありがとうございますー!」 |
065 | 二宮 | 「いえいえいえ。あ、それじゃあ私は急いでいるので」 |
066 | 金田 | 「あの、友達に自慢したいんで一緒に写真撮って頂いてもよろしいですか?」 |
067 | 二宮 | 「う・・・えーっと、そういうのは事務所から固く禁じられてまして」 |
068 | 金田 | 「あー、やっぱタレントさんってそういうのあるんですねー」 |
069 | 二宮 | 「潔く納得して頂いて助かりました」 |
070 | 金田 | 「じゃあ!じゃあ!サインしてください!」 |
071 | 二宮 | 「サインですか?」 |
072 | 金田 | 「はい!えっと・・・ 色紙とかは持ってないんですけど、ペンはあるので、このカバンのここら辺にサインお願いします!」 |
073 | 二宮 | 「いや、それもちょっと・・・」 |
074 | 金田 | 「あ・・・すいません、私なんかがタレント様に対して厚かましい態度を取ってしまい・・・」 |
075 | 二宮 | 「いやあのですね、だから」 |
076 | 金田 | 「私みたいな一般人風情なんかはアナタとお話できただけでも光栄ですものね・・・」 |
077 | 二宮 | 「ちょっと聞いてください!私は」 |
078 | 金田 | 「本当に申し訳ありませんでした・・・責任とって今日でファンを辞めさせて頂きます・・・」 |
079 | 二宮 | 「もうだから!人違いなんです!!」 |
080 | 金田 | 「・・・は?」 |
081 | 二宮 | 「『は?』じゃなくて人違い!私はあなたが応援しているタレントさんではありません!」 |
082 | 金田 | 「え・・・じゃあつまり、あなたはあの『笹川マイノリティー』さんじゃないんですか?」 |
083 | 二宮 | 「全然違います!というか初めて聞きましたそんなタレント!」 |
084 | 金田 | 「・・・さっきネタをやってくれたのは?」 |
085 | 二宮 | 「期待されたから適当にやっただけです!」 |
086 | 金田 | 「・・・じゃああなたは誰なんですか?」 |
087 | 二宮 | 「一般人です!」 |
088 | 金田 | 「一般人?」 |
089 | 二宮 | 「ええ!」 |
090 | 金田 | 「太ってますけど?」 |
091 | 二宮 | 「ただの太った一般人です!」 |
092 | 金田 | 「じゃあ私はただの太った人に興奮してたんですか?」 |
093 | 二宮 | 「そういうことです!」 |
094 | 金田 | 「・・・・・・うっそマジ最悪!詐欺じゃん!」 |
095 | 二宮 | 「いや詐欺って」 |
096 | 金田 | 「うっわマジ騙された!うわ、手きたな!さっさと洗わんと!もうマジ最悪!」 |
097 | 二宮 | 「いやだから全部あなたが勝手に」 |
098 | 金田 | 「もーほんとなんなん!?うっわじゃあ何だよさっきのネタも!くだらねぇー!マジ引くわ!」 |
099 | 二宮 | 「それはアナタのためを思って」 |
100 | 金田 | 「はぁーもう帰ろ帰ろ。あーもう本気で最悪ー」 |
101 | 二宮 | 「・・・・・・結局話聞かないで帰っちゃったし・・・まぁいいや。 っていうか私はこんなとこで何やってたんだ・・・はぁー、帰ろ。 お、ちょうど来たな。失礼しま・・・・・・ブー・・・エレベーターで重量オーバーすると、 みんなから妙に納得した目で見られるよね」 |
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