原作者 | きなもち |
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登場キャラ数 | 男:4女:0無0 |
ジャンル | ギャグ |
セリフ数 | 153 |
目安時間 | 分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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鈴木 (すずき) |
♂ | 58 | 公共料金を払った帰りに鈴木に会った。 昔から物忘れが激し鈴木。今でもそれは健在の鈴木。 ややテンション高めでボケ役の鈴木。 でもツッコミでもある鈴木。 |
鈴木 (すずき) |
♂ | 46 | マッサージ店の帰りに鈴木に会った。 落ち着いた性格の鈴木。 |
鈴木 (すずき) |
♂ | 29 | 鈴木と遊んでいたら鈴木と鈴木に会った。 ほぼ常に声がデカイ高テンションの体育会系。 でもどっちかと言えばツッコミ。 |
鈴木 (すずき) |
♂ | 20 | 鈴木と遊んでいたら鈴木と鈴木に会った。 |
001 | 鈴木 | 「はぁー、今月から排水溝増やすかぁ」 |
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002 | 鈴木 | 「あれ、ちょっとちょっと」 |
003 | 鈴木 | 「え、な、なんでしょうか」 |
004 | 鈴木 | 「もしかしてお前・・・鈴木?」 |
005 | 鈴木 | 「え?」 |
006 | 鈴木 | 「お前鈴木でしょ?」 |
007 | 鈴木 | 「・・・あっ!お前まさか鈴木か!?」 |
008 | 鈴木 | 「そうだよぉー!鈴木ぃー!いや懐かしいなぁ」 |
009 | 鈴木 | 「うわめっちゃ久々じゃん!いつ以来!?」 |
010 | 鈴木 | 「いやもうそれこそ中学校卒業以来じゃないか?」 |
011 | 鈴木 | 「まじかー・・・じゃあ6年ぶりってことか!いっやお前変わってないなぁ」 |
012 | 鈴木 | 「いや変わってないのはお前だろぉ。お前まんまじゃん。まんま」 |
013 | 鈴木 | 「まんまじゃねぇよ!俺だって大人になったわ! だってお前6年だぞ?6年も経ったらお前・・・あれ? そういえばお前同窓会の誘いってあった?俺なかったんだけど」 |
014 | 鈴木 | 「あ、お前聞いてない?」 |
015 | 鈴木 | 「なにが?」 |
016 | 鈴木 | 「そっかー。お前知らないのかー」 |
017 | 鈴木 | 「だから何がだよ」 |
018 | 鈴木 | 「お前さ、鈴木って覚えてる?」 |
019 | 鈴木 | 「鈴木?」 |
020 | 鈴木 | 「ほら、中学校の頃有名な不良だった鈴木だよ。ド金髪でバイク乗り回してた奴」 |
021 | 鈴木 | 「・・・あ、あー!いたねぇ鈴木!いたいた!え、鈴木がどうかしたの? あいつのことだから同窓会に犯行予告でも送りつけてきたとか?」 |
022 | 鈴木 | 「いやそれがさぁ、同窓会が成人式の直後ぐらいに予定されてたらしいんだけど・・・ その数日前にさぁ、鈴木がバイクで事故って死んじゃったらしくて」 |
023 | 鈴木 | 「まじで!?あいつ死んじゃったの!?」 |
024 | 鈴木 | 「うん。鈴木が親御さんから聞いたんだって」 |
025 | 鈴木 | 「鈴木ってクラス委員だったあの?」 |
026 | 鈴木 | 「そうそう。同窓会の事前連絡した時に」 |
027 | 鈴木 | 「はぁー、そうなんだぁ。え、それで?」 |
028 | 鈴木 | 「クラスメイトが亡くなった直後に同窓会を開くのは不謹慎じゃないかって話になって、 それで一旦時期をずらそうって話になったままうやむやになっちゃったらしくて」 |
029 | 鈴木 | 「あー、そうなんだ。そんなことがあったんだぁ。 いや俺もしかして俺だけ誘われてないんじゃないかと思って、一時すげー心配だったんだよねぇー」 |
030 | 鈴木 | 「そうだなー。お前中学校の頃は学校全体から嫌われてたからなー」 |
031 | 鈴木 | 「いやそこまでじゃねぇよ!だったら期待してねぇわ!」 |
032 | 鈴木 | 「でも友達いなかったよな?」 |
033 | 鈴木 | 「いやあの頃は鈴木とか仲良かったし!あと鈴木とも結構遊んでたから!」 |
034 | 鈴木 | 「そうだっけぇ。全然覚えてないなぁ」 |
035 | 鈴木 | 「昔の話だから覚えてないのはいいけど、 だからって学校全体から嫌われてるとか良からぬ記憶の補填をするなよ!」 |
036 | 鈴木 | 「はっはっは、変わってないなぁそのやたら長いツッコミ方」 |
037 | 鈴木 | 「やたら長いツッコミ方が変わってないって・・・いや、いいよもう別に」 |
038 | 鈴木 | 「はっはっはっは。悪い悪いごめんって」 |
039 | 鈴木 | 「・・・あの、すんません」 |
040 | 鈴木 | 「え、あ、はい」 |
041 | 鈴木 | 「もしかして・・・いや、もし間違ってたら申し訳ないんだけど」 |
042 | 鈴木 | 「あれ?・・・鈴木?」 |
043 | 鈴木 | 「やっぱりそうだよなぁ!鈴木だろ!?で、お前が鈴木だよなぁ!?」 |
044 | 鈴木 | 「ぇえ?えーっと・・・」 |
045 | 鈴木 | 「なにお前分かんないの!?俺だって!鈴木!」 |
046 | 鈴木 | 「鈴木ぃ・・・?」 |
047 | 鈴木 | 「ほら、3年の始めぐらいに『電車ごっこ登校禁止』のルールを作ったあの」 |
048 | 鈴木 | 「あ、ぁあー!『校長像の研磨を禁ずる』のルールを作る発端となったあの!」 |
049 | 鈴木 | 「お前らよくそんなこと覚えてんなぁー。つーか他に無いのかよ。俺を思い出す上での情報は」 |
050 | 鈴木 | 「いやだってなぁ」 |
051 | 鈴木 | 「うちの学校に数々の禁止事項を作った伝説の男だからなぁ」 |
052 | 鈴木 | 「いやいやいや!もっとあるだろ他に!体育委員だったとか、反復横跳び学年一位だったとかさー」 |
053 | 鈴木 | 「いやそれはほら・・・なぁ?」 |
054 | 鈴木 | 「数々の伝説群と比べたら霞んでしまう、というかそんなこと覚えて無かったしなぁ」 |
055 | 鈴木 | 「うっそー、まじかよぉ・・・いや、まぁいいや。んなことよりひっさしぶりだなぁ。数年ぶりだよな?」 |
056 | 鈴木 | 「俺とは中学卒業以来だから6年ぶりだよ」 |
057 | 鈴木 | 「同じく」 |
058 | 鈴木 | 「6年ぶり!?そんな経ってんのか!いやー、でもお前ら変わんねぇなぁ!」 |
059 | 鈴木 | 「そうか?」 |
060 | 鈴木 | 「うん!特に鈴木とか全然変わってねぇよ!」 |
061 | 鈴木 | 「お前も言う!?俺そんな変わってない!?」 |
062 | 鈴木 | 「6年ぶりだけど一目で分かったよ」 |
063 | 鈴木 | 「あぁ、正直俺は鈴木を見て『あれ?もしかして』って思った後、鈴木を見て確信したよ」 |
064 | 鈴木 | 「なんか・・・なんかなぁ。何ってわけじゃないけど、微妙な気分だなぁ」 |
065 | 鈴木 | 「まぁいいじゃんか! それよりさ、いまそこの店に鈴木がいるから呼んでくるよ!」 |
066 | 鈴木 | 「鈴木?」 |
067 | 鈴木 | 「鈴木かぁ。懐かしいなぁ」 |
068 | 鈴木 | 「あーダメだ。全然ピンと来ない」 |
069 | 鈴木 | 「まじかよ!逆にお前誰なら覚えてんだよもう!まぁいいや。見たら絶対分かるから!ちょっと待ってろ!」 |
070 | 鈴木 | 「おう。・・・えー、鈴木って誰だっけ?」 |
071 | 鈴木 | 「鈴木って言ったらあれだよ。1年の頃にあった先公殺しの」 |
072 | 鈴木 | 「あっ!新任教師をぶっ飛ばして窓から投げ捨てたやつ!?」 |
073 | 鈴木 | 「そうそう」 |
074 | 鈴木 | 「いたなー!結局あれは教師側に問題があったんだっけ?」 |
075 | 鈴木 | 「絶対王政みたいな教育で生徒を押さえつけてた上に、反抗的な生徒には理不尽に厳しくしてたらしいな」 |
076 | 鈴木 | 「あの事件があって解雇されたんだよな、あいつ。確か鈴木だったっけ?あの新任教師」 |
077 | 鈴木 | 「確かな。そこまでよく覚えてないけど」 |
078 | 鈴木 | 「おまたせー!連れてきたよー!」 |
079 | 鈴木 | 「お、おー。ほんとだ。鈴木と鈴木じゃーん。久しぶりー」 |
080 | 鈴木 | 「いやー、どーもどーも!先公殺しの鈴木さん!」 |
081 | 鈴木 | 「言うと思ったけど。やめろよそれ、恥ずかしいからー」 |
082 | 鈴木 | 「いやいや、そんな謙遜するなって!新任教師を投げ飛ばし、 さらには解雇までさせた最強の男!いやほんと凄いねぇー」 |
083 | 鈴木 | 「あれは若気の至りってやつだから。ほんともういっそ忘れてくれ」 |
084 | 鈴木 | 「忘れられるわけないでしょそんな偉業を」 |
085 | 鈴木 | 「とか言って、その話聞くまでは誰だか思い出せなかったくせに」 |
086 | 鈴木 | 「ちょっと鈴木!言わんといて!」 |
087 | 鈴木 | 「まぁそんなことだろうとは思ったよ。鈴木らしいわ」 |
088 | 鈴木 | 「何だよそれ。俺らしいって」 |
089 | 鈴木 | 「お前宿題とか行事も言われなきゃ思い出さなかったもんな」 |
090 | 鈴木 | 「酷い時なんて先生に言われて体育祭のこと思い出したからな」 |
091 | 鈴木 | 「周りみんな体操服なのにな」 |
092 | 鈴木 | 「いやあれはさぁ!ほら!仕方ないじゃん!」 |
093 | 鈴木 | 「仕方ないって何だよ。仕方ないって」 |
094 | 鈴木 | 「百歩譲って忘れてたのは仕方ないとしても登校途中に体操服の生徒を見た時点で気付くだろう。普通は」 |
095 | 鈴木 | 「周りのみんなを見てどう思ったんだよお前」 |
096 | 鈴木 | 「いやー・・・なんでみんな体操服なのかなぁって」 |
097 | 鈴木 | 「いやいやなんでも何もないだろう! 体操服で学生の集団が登校するなんて体育祭以外に思い当たる節がウッ!なんで急に脇腹を刺すんだよ・・・」 |
098 | 鈴木 | 「いやなんかもうウルサくて・・・ごめん」 |
099 | 鈴木 | 「そういえばお前らさっきまで何してたの?」 |
100 | 鈴木 | 「んー、買い物っていうか何て言うか・・・二人でその辺ブラブラしてた感じかな」 |
101 | 鈴木 | 「うん、別になにしてたって訳ではないかな。 俺と鈴木はさ、中学卒業してからも交流があって、たまにこうして遊んでるんだよ」 |
102 | 鈴木 | 「へー、そうなんだ。この歳になっても遊ぶってすげぇ仲良いな。なにホモなの?」 |
103 | 鈴木 | 「なにホモってなんだよ。ホモじゃねぇよバカ。まぁ同じ高校に行ったからってのもあるんだけどな」 |
104 | 鈴木 | 「そういうお前らも一緒にいたじゃん。仲良いんじゃないの?」 |
105 | 鈴木 | 「ホモじゃねぇよバカ。いや、俺らはそこでバッタリ会っただけだよ」 |
106 | 鈴木 | 「そうそう、懐かしいなぁなんて話してたら鈴木が来たってわけ」 |
107 | 鈴木 | 「へー、そうだったのか!そらすげぇ偶然だな!」 |
108 | 鈴木 | 「偶然バッタリ同級生が4人、ここに会してしまったわけか。奇遇にも程があるな」 |
109 | 鈴木 | 「なー、同級生と町中でバッタリ会うだけでも珍しいのにな」 |
110 | 鈴木 | 「せっかくだから喫茶店でも入って思い出話に花咲かせるか?それともこれから何か予定ある?」 |
111 | 鈴木 | 「俺は特にないよ。鈴木と鈴木は?」 |
112 | 鈴木 | 「俺らも別にないよ。ブラブラしてただけだし」 |
113 | 鈴木 | 「どっちかと言えば暇だったかな。あ、でもどうせだからこのまま歩いて話さないか?」 |
114 | 鈴木 | 「なんで?」 |
115 | 鈴木 | 「町並みを見て思い出すってこともあるだろう?」 |
116 | 鈴木 | 「なるほどね。そういうことなら中学校の通学路とかどうよ?中学校に向かって歩く感じでさ」 |
117 | 鈴木 | 「大丈夫か?それ」 |
118 | 鈴木 | 「なんで?倫理的に問題あり?」 |
119 | 鈴木 | 「いや、鈴木の禁止事項伝説で話題持ち切りになるんじゃないかと思って」 |
120 | 鈴木 | 「流石にそんなにはねぇよ!」 |
121 | 鈴木 | 「いや登下校の事項だけで5個は作っただろ」 |
122 | 鈴木 | 「そんなにあったっけ?」 |
123 | 鈴木 | 「確か『電車ごっこ登校禁止』と『鉄ゲタ登校禁止』と・・・」 |
124 | 鈴木 | 「まぁとりあえずその事も含めて歩きながら話そうじゃないか」 |
125 | 鈴木 | 「そうだな。そうするか。じゃあ通学路の方面は・・・えーっと」 |
126 | 鈴木 | 「あっちだよあっち。お前それすらも忘れちまったのかよ」 |
127 | 鈴木 | 「ちょ、ちょっと分かんなくなっただけだって!大丈夫だって!」 |
128 | 鈴木 | 「鈴木は全然昔のこと覚えてないよなぁ。そういやお前さ、鈴木って覚えてる?」 |
129 | 鈴木 | 「鈴木って、鈴木のこと?」 |
130 | 鈴木 | 「ちげぇよ!鈴木じゃなくて鈴木!鈴木はヨーヨーマスターの鈴木だろ!鈴木じゃなくて鈴木だよ鈴木!」 |
131 | 鈴木 | 「ほら、鈴木とよく一緒にいた鈴木。居ただろ?確か鈴木の幼馴染みで鈴木と仲が良かった鈴木」 |
132 | 鈴木 | 「鈴木とよく一緒に居た・・・ うーん、鈴木と鈴木はなんとなく覚えてるんだけど鈴木が全然ピンと来ないんだよなぁ」 |
133 | 鈴木 | 「鈴木ってたぶん鈴木だろ?ほら、鈴木が仲良かった鈴木と付き合ってるんじゃないかって噂があった鈴木」 |
134 | 鈴木 | 「あ、あー!鈴木ってあの鈴木ね!俺さっきから鈴木じゃなくて鈴木のこと考えてて鈴木と鈴木? ってわけ分かんないことになってたよ!あーあー、あの鈴木ねー。はいはい」 |
135 | 鈴木 | 「そうそう、その鈴木。鈴木さ、鈴木と付き合ってるってずっと噂されてたんだけどさ、 実は鈴木だけじゃなくて鈴木と鈴木とも付き合ってたらしいぜ」 |
136 | 鈴木 | 「鈴木と鈴木!?あの二大イケメンの!?」 |
137 | 鈴木 | 「じゃあ鈴木は三股してたってこと?」 |
138 | 鈴木 | 「しかも中学校の頃にな。それだけじゃなくて・・・ 大きい声じゃ言えないけど実は鈴木、鈴木とも付き合ってたんだとよ」 |
139 | 鈴木 | 「鈴木!?」 |
140 | 鈴木 | 「鈴木ってうちのクラスの担任だった鈴木!?」 |
141 | 鈴木 | 「鈴木って周りからは清楚な感じでおとなしい子だって思われてたけど、これがとんだ悪女だったって話よ」 |
142 | 鈴木 | 「うっそー・・・まじかよ」 |
143 | 鈴木 | 「人は見かけによらない、にしてもなぁ・・・」 |
144 | 鈴木 | 「ま、鈴木と付き合ってたってのはあくまでも噂だけどな」 |
145 | 鈴木 | 「そ、そうかぁ。でもなぁ・・・」 |
146 | 鈴木 | 「お、見てみろ。雲が割れて光が漏れてきたぞ」 |
147 | 鈴木 | 「おお、すげぇ!虹がかかってる!」 |
148 | 鈴木 | 「きっと明日はノーアウトスリーベースだな!」 |
149 | 鈴木 | 「よーし、お前ら!中学校まで競争だ!いくぞー!」 |
150 | 鈴木 | 「あ、ズリーぞ鈴木!待て!」 |
151 | 鈴木 | 「まったく、しょうがない奴らだな」 |
152 | 鈴木 | 「ああ、まったくだ。仕方がないから付き合ってやるか」 |
153 | 鈴木 | 「待てぇ!鈴木一!」 |
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