コンビニ強盗

原作者 きなもち
登場キャラ数 男:2女:2無0
ジャンル コメディ
セリフ数 124
目安時間
利用規約 配布元とURL書いてってことです
提供元 音楽作品を制作している1次創作グループ
メディア  
登場人物 性別/声 セリフ数 その他
強盗
(ごうとう)
60 コンビニに入った強盗。そう、コンビニ強盗である
店員
(てんいん)
28 コンビニに入ったバイト。そう、コンビニ店員である
女子高生
(じょしこうせい)
22 コンビニに入った客。そう、コンビニ客である
柴田さん
(しばたさん)
14 コンビニに入ったバイト。そう、柴田さんである

サークル情報

001 店員 「いらっしゃいませー」
002 強盗 「強盗だ!手を挙げろ!」
003 店員 「かしこまりました」
004 強盗 「・・・う、うん。おら!そっちの客もだ!手を挙げろ!」
005 女子高生 「えー、なんでー」
006 強盗 「『なんでー』じゃない!さっさと手ぇ挙げろ!」
007 女子高生 「仕方ないなぁ。はぁーい、挙げましたー」
008 強盗 「・・・妙にイラっとくるけど、まぁいい。おい、金を出せ」
009 店員 「かしこまりました」
010 強盗 「抵抗すると・・・え、いいの?」
011 店員 「おいくらお出ししましょうか?」
012 強盗 「・・・(咳払い)えー、全額だ」
013 店員 「いや、ちょっとそれは困ります」
014 強盗 「いいから出せ!」
015 店員 「全額お出しすると営業が出来なくなってしまいますので」
016 強盗 「なんで営業のこと気にかけてんだよ!自分の身を案じろ!」
017 店員 「せめて半額ではダメでしょうか?」
018 強盗 「ダメだ。全額出せ」
019 店員 「では店長に確認をとって参りますので、少々お待ちくださいませ」
020 強盗 「いや行かせるわけねーだろ!おい!待て!」
021 店員 「しかし店長に確認せずお店のお金を出すというのはちょっと・・・」
022 強盗 「なんだお前!死にたいのか!」
023 店員 「いえいえ、そんなわけないじゃないですか。だったらバイトなんてしていませんよ」
024 強盗 「そうじゃなくて!殺されたいから俺に舐めた態度とってんのかって言ってんだよ!」
025 店員 「なんですか!僕が自殺志願者にでも見えるんですか!」
026 強盗 「・・・そう言われたら別にそうじゃないとしか言えないけども」
027 女子高生 「すいませーん」
028 強盗 「なんだこんな時に!」
029 女子高生 「早くしてくれませんか?」
030 強盗 「いや本当になんだこんな時に!なんで会計済ませようとしてるんだよ!」
031 店員 「柴田さーん、レジお願いしまーす」
032 強盗 「おいおいおい呼ぶな呼ぶな呼ぶな!なんで強盗の現場に同僚巻き込もうとしてんだよ!
あとなんでレジ済ませようとしてんだ!」
033 店員 「お客様第一主義ですので」
034 強盗 「それは素晴らしい心掛けだけど、時と場合に寄るだろう!?」
035 女子高生 「これから友達と待ち合わせなんで、早くお願いします」
036 強盗 「なんだよもう!お前ら時と場合って言葉知らないのか!?」
037 店員 「ケース」
038 女子高生 「バイ」
039 強盗 「ケース。そうだよ!知ってるじゃねぇか!
だったら強盗に襲われてる時はレジ済ませようとするな!仮に済ませても帰らせないからな!」
040 女子高生 「え・・・?」
041 強盗 「『え・・・?』じゃなくて!帰らせるわけないだろう!」
042 女子高生 「えー!?うそー!まじ最悪なんだけどー!」
043 強盗 「なんだよどいつもこいつも!現代人はみんな自身の身の危険に感心がないのか!?」
044 店員 「あれー?柴田さん休憩室に居ないのかな?」
045 強盗 「だからなんで同僚呼ぼうとしてるんだよ!いまここ現場!犯行現場!巻き込んじゃダメだって!」
046 店員 「では申し訳ありませんが、もう少々お待ちくださいませ・・・」
047 強盗 「いやもう呼んでこい!見えないとこに人がいるとコッチも都合悪いから!いいよ行ってきて!」
048 店員 「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
049 強盗 「便利だなぁおい!」
050 女子高生 「えーっと・・・」
051 強盗 「いや、なに携帯イジッてんだ!」
052 女子高生 「友達に遅れるって連絡しようと思って」
053 強盗 「んなこと言って警察呼ぶ気だろう!携帯よこせ!」
054 女子高生 「ちょっと触んないでよ!」
055 強盗 「おら!このナイフが見えねーのか!ぶっ殺すぞ!」
056 女子高生 「遅れるって連絡できなくて友達待たせて、
そのせいでウチがみんなからイジメられたらあんた責任取れんの!?」
057 強盗 「なんで今後のこと気にしてんだよ!そんでなんだその冷めた交友関係!
じゃあもうわかった!連絡していいから!連絡したら携帯しまいなさい!いいな!?」
058 女子高生 「・・・しょうがないなぁ」
059 強盗 「しぶしぶなのが気に食わないけど、わかってくれて安心したよ」
060 柴田さん 「ちょ、ご、強盗!?」
061 強盗 「今度は何だ!」
062 店員 「柴田さん早く、お客様待ってるんでレジお願い」
063 柴田さん 「そんな事言ってる場合じゃないですよ!強盗ですよ強盗!」
064 強盗 「・・・なんかやっとまともな奴が来たようだな。それはそれで面倒くさいけど、その反面安心したよ」
065 柴田さん 「すいません!それじゃあお先失礼します!」
066 強盗 「・・・いや待て待て待て!なんで帰ろうとしてるんだ!」
067 柴田さん 「自分の命が危ないんですよ!?そりゃ帰りますよ!」
068 強盗 「帰らせねぇよ!それこそ危険な行動だろうが!なんだお前!刺すぞ!」
069 柴田さん 「ちょっと危ない!ケガしたらどうするんですか!」
070 強盗 「ケガどころじゃなくて!命奪おうとしてんのコッチは!」
071 柴田さん 「や、やめてください!」
072 強盗 「だったらそこでおとなしくしてろ!」
073 女子高生 「すいませんまだですかー?」
074 強盗 「だから会計済ませようとするな!」
075 店員 「1、2、3、4、5」
076 強盗 「なんでお前はレジの金数えてんだ!」
077 店員 「先にレジの点検してからお出ししないと、後々問題になってしまいますので」
078 強盗 「いいから早く金を詰めろよ!コッチは現在進行形で罪犯してて切羽詰まってんだから!」
079 店員 「そう言われましても、こちらも業務ですので・・・」
080 強盗 「そう言われましてもコッチは殺すぞって言ってんの!」
081 柴田さん 「お疲れ様でーす」
082 強盗 「だから帰ろうとするなよ!あと挨拶していくな!こっそり逃げろ!」
083 店員 「柴田さんまだ2時間しか働いてませんよ。今日のシフト5時間ですよね?」
084 強盗 「お前もお前でそういうことじゃないだろう!」
085 柴田さん 「いや、大丈夫です」
086 強盗 「なんだ『大丈夫です』って!なんも大丈夫じゃねぇよ!」
087 女子高生 「ブログに載せたいんで写メ撮ってもいいですか?」
088 強盗 「いいわけねぇだろ!なんで聞いた!?」
089 女子高生 「いいかなーと思って」
090 強盗 「ダメに決まってんだろ!」
091 柴田さん 「お疲れ様でしたー」
092 強盗 「お前はいい加減にしろ!」
093 女子高生 「じゃあブログには載せないんで」
094 強盗 「いや写メ自体がダメって言ってんの!」
095 柴田さん 「ドラマ間に合うかなぁ」
096 強盗 「だから帰ろうとするな!そんで見たいドラマがあるならシフト入れるな!」
097 女子高生 「強盗の現場まっさいちゅう」
098 強盗 「ブログを更新するな!携帯しまえ!」
099 柴田さん 「裏の作業終わってないんで後お願いしまーす」
100 強盗 「なんだ『お願いしまーす』って!仕事舐めてんのかお前は!」
101 女子高生 「強盗なう」
102 強盗 「呟くな!」
103 店員 「お待たせしましたー」
104 強盗 「なんだよ!!」
105 店員 「レジ内のお金をお詰めすると営業できなくなるので、金庫内のお金だけお詰めしました。
こちら気をつけてお持ち帰りください」
106 強盗 「・・・あのさぁ」
107 店員 「はい、なんでしょうか?」
108 強盗 「なんで冷静に金を詰めてんだよ!!」
109 柴田さん 「・・・・・・お会計822円頂戴致します」
110 女子高生 「まじ遅い。ありえないんだけど」
111 強盗 「いいか!お前はまず危機感を持て!そっからだ!」
112 店員 「かしこまりました」
113 強盗 「あとお前も!もっと自分の身を心配しろ!」
114 女子高生 「はあ?」
115 強盗 「『はあ?』じゃなくて!まだその歳で死にたくないだろう!」
116 女子高生 「そりゃそうでしょ」
117 強盗 「だったらちゃんと状況を判断しろ!あとお前!」
118 柴田さん 「は、はい!」
119 強盗 「自分の身が危ないって分かってるんだったら真っ先に帰ろうとするな!わかったな!?」
120 柴田さん 「は、はい!申し訳ございませんでした!」
121 強盗 「いいかお前ら!ちゃんと覚えとけよ!絶対忘れるなよ!じゃあもう俺行くからな!いいな!?」
122 店員 「またどうぞお越し下さいませー」
123 強盗 「二度と来るかバーカ!!」
124 店員 「ありがとうございましたー」
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