からあげ

原作者 きなもち
登場キャラ数 男:2女:0無0
ジャンル コメディ
セリフ数 135
目安時間
利用規約 配布元とURL書いてってことです
サークル紹介 音楽・音声作品やゲームを製作中
登場人物 性別/声 セリフ数 その他
浜崎
(はまさき)
68 出来の悪い社会人。
色々と何やかんやあった末に
居酒屋で後輩と杯を乾杯している。
後輩
(こうはい)
67 出来の悪い社会人の出来の悪い後輩。
趣味はサックス。特技は穴掘り。

サークル情報

001 浜崎 「それじゃあ、まだ田所が来てないけどお先に失礼して・・・
プロジェクト成功を祝いまして、かんぱーい!」
002 後輩 「乾杯でーす!」
003 浜崎 「・・・いやぁ、最初は急に課長から『新商品企画、三人でお願いね』
って言われた時は、正直『終わった』って思ったよぉ。
あれは絶対に俺たちに失敗をさせて、
ゆくゆくは首を切るつもりだったんだよ」
004 後輩 「え、そういう事だったんすか?」
005 浜崎 「察しが悪いなぁお前は。日頃仕事ができない俺たちに
急にそんな大仕事任せるってことは、もうそういうことだろう」
006 後輩 「あー、なるほどぉ」
007 浜崎 「なるほどじゃねぇよお前。ほんと察しが悪いなぁ。
いやでも、まさか成功を収めるとは思わなかったけどな」
008 後輩 「これも、浜崎先輩がいたおかげですよ」
009 浜崎 「いや、これは三人の力あっての成功だよ」
010 後輩 「またまたぁ、浜崎先輩が主導してくれたおかげじゃないですかぁ」
011 浜崎 「いやいや、確かに俺が根本の企画を作ったけど、
他に何にもできないから俺は」
012 後輩 「そんなことないでしょー」
013 浜崎 「いやな、俺は企画を出すことはできるんだけど、
まったくまとめられないじゃん。
それを田所がバッチリまとめてくれたおかげじゃん?」
014 後輩 「へー、そうだったんですか」
015 浜崎 「まぁ田所は田所で、逆に企画力がないんだけどな」
016 後輩 「あー、じゃあお二人のコンビバランスが良かったんですね」
017 浜崎 「それだけじゃねぇよ。そこでお前がデザインだなんだって
やってくれなきゃ、どっちにしても頓挫してたよ」
018 後輩 「えー、そうですか?」
019 浜崎 「そうだよ。俺も田所も、出来ることが偏ってるからさ。
まぁお前はお前でデザインしかできないけど」
020 後輩 「そうなんですよねー。
デザインさせてもらえなかったら、ただのポンコツですからね僕は」
021 浜崎 「自分で言ってたら世話ないけどな。
でもまぁ、そういう事だから、
これは完全に三人の力があってこそだよ」
022 後輩 「ところで、その三人の内の一人である田所さんはどうしたんですか?」
023 浜崎 「なんか課長からお褒めの言葉を与ってるんだってよ」
024 後輩 「なんで田所さんだけ?」
025 浜崎 「上司に見せたのはあいつがまとめた資料だからな。
ハタから見たらあいつが主導者ってことだよ」
026 後輩 「あー、なるほどぉ」
027 浜崎 「そういう事だから、唐揚げでもつまんで待ってようぜ」
028 後輩 「そうですね。じゃあいただきまーす」
029 浜崎 「あ、ストップストップ」
030 後輩 「はい?」
031 浜崎 「俺、唐揚げにレモンかけない派だから」
032 後輩 「へー、そうなんですか」
033 浜崎 「うん、悪いね」
034 後輩 「分かりました」
035 浜崎 「・・・待って待って待って」
036 後輩 「はい?」
037 浜崎 「・・・なんで絞ったの?」
038 後輩 「いや、食べるんで」
039 浜崎 「俺いまレモンかけない派だって言ったじゃん」
040 後輩 「はい、言いました」
041 浜崎 「で、なんでかけるの?」
042 後輩 「いや、食べるんで」
043 浜崎 「俺も食べるよ」
044 後輩 「はい。どうぞ」
045 浜崎 「どうぞじゃなくて」
046 後輩 「はい?」
047 浜崎 「はい?じゃねぇよ。俺はレモンをかけずに唐揚げ食べたいの」
048 後輩 「はい、さっき聞きましたけど」
049 浜崎 「・・・え、なに?嫌がらせ?」
050 後輩 「え?何がですか?」
051 浜崎 「唐揚げにレモンかけない派って言った矢先に、
レモンをぶっかけるのは、俺への嫌がらせなの?」
052 後輩 「・・・いや、違いますけど」
053 浜崎 「じゃあなんでかけるの?」
054 後輩 「食べるんで」
055 浜崎 「・・・俺はレモンをかけずに食べたいのよ」
056 後輩 「はい」
057 浜崎 「今これ全部レモンかかってるから、
レモンかかってない唐揚げ食べられないじゃん」
058 後輩 「え?・・・あ、あー!」
059 浜崎 「え!?な、なんだよ?どうした?」
060 後輩 「そっか!そういう事ですね!レモンかけちゃったら・・・あ、そっかー!」
061 浜崎 「え!?お前いま気付いたの!?」
062 後輩 「はい!」
063 浜崎 「察し悪いなお前!察しの悪さは一級品だなお前!」
064 後輩 「いや、すんませんほんと!」
065 浜崎 「まあまあいいや。わざとじゃないんでしょ?」
066 後輩 「はい!全然嫌がらせとかじゃないです!」
067 浜崎 「じゃあいいやいいや。
頼めばいいんだし、な。すいませーん!唐揚げ1皿追加でー!」
068 後輩 「すいません本当に・・・」
069 浜崎 「いいって別に。祝いの席なんだから、もうジャンジャン頼もうぜ」
070 後輩 「はい!あざまっす!」
071 浜崎 「お、来た来た唐揚げ。じゃあ気を取り直して、食うぞ!」
072 後輩 「はい!食べましょう!」
073 浜崎 「待て待て待て待て。お前なんでもう絞る態勢なんだよ」
074 後輩 「はい?」
075 浜崎 「はい?じゃねぇよ。
俺はレモンかけない派だって言ったし、そんでレモンかかった唐揚げあるし」
076 後輩 「はい、そうですね」
077 浜崎 「いやだからだからだからだ・か・ら!なんで絞るの!?」
078 後輩 「いや、食べるんで」
079 浜崎 「結局レモンかかった唐揚げ2皿になっちゃったよ!」
080 後輩 「はい、そうですね」
081 浜崎 「そうですねじゃねぇよ!そうですねじゃ!なんでそうなっちゃうんだよ!」
082 後輩 「そうなっちゃう?」
083 浜崎 「俺レモンかけない派!唐揚げそのまま食うタイプ!言ったよね!?」
084 後輩 「はい」
085 浜崎 「でもお前が1皿目にレモンをぶっかけた!そうだよね!?」
086 後輩 「そうですよ?」
087 浜崎 「じゃあなんで2皿目にもかけた!?」
088 後輩 「いや、食べるんで」
089 浜崎 「だからなんでかけるんだって聞いてんだよ!
なんだ!?何が不満なんだ!?俺の何が!」
090 後輩 「先輩に不満って、何を言ってるんですか急に」
091 浜崎 「もう完全に嫌がらせだろコレ!なぁ!?」
092 後輩 「ええ?嫌がらせじゃないっすよ」
093 浜崎 「嫌がらせだろ!お前が1皿目にレモンぶっかけたから追加で注文したのに、
2皿目にもレモンかけたんだぞ!?嫌がらせ以外のなんでもないだろう!」
094 後輩 「・・・あ、あー!」
095 浜崎 「今度はなんだよ!」
096 後輩 「レモンかけちゃったから追加したんですね!」
097 浜崎 「・・・・・・え、気付かなかったの?うそでしょ?」
098 後輩 「いま気が付きました!」
099 浜崎 「じゃあ逆になんで俺が唐揚げ追加したと思ってたんだよ!」
100 後輩 「いや、1皿じゃ足りなかったのかなって」
101 浜崎 「そりゃ1皿じゃ足りねぇけど
これは田所が来るまでの繋ぎの1皿なんだから!」
102 後輩 「あー!それもそうですよね!」
103 浜崎 「考えたら分かるだろそれくらい!」
104 後輩 「そこに気が付くようならもっと仕事できてますよぉ」
105 浜崎 「・・・そうか。それもそうだな。
でもお前、本当にわざとではないんだな!?」
106 後輩 「はい、わざとじゃないです」
107 浜崎 「・・・もー、だったらいいよ!
めでたい席だし、責め立てるつもりはねぇよ!
すいませーん!唐揚げもう1皿―!」
108 後輩 「出来の悪い部下で申し訳ないです」
109 浜崎 「・・・まぁいいよ。
田所が来たら、三人で唐揚げパーティーとでもしゃれ込もうじゃねぇか!」
110 後輩 「すいません、僕のせいで」
111 浜崎 「いいんだって!田所も全然来ねぇし、とりあえず唐揚げ食っとけ食っとけ!
ほら、追加も来たから、食え食え!」
112 後輩 「はい!いただきます!」
113 浜崎 「言いながらかけてるじゃん!おかしいっしょ!?
3皿目だよ!?もうここまできたらわざとじゃん!絶対!」
114 後輩 「浜崎さん!浜崎さん聞いてください!」
115 浜崎 「なんだよ!次はどんな言い訳するつもりだ!?」
116 後輩 「今のはわざとです」
117 浜崎 「今のはわざとなの!?なんで!?」
118 後輩 「お約束と言いますか、
2回やったのならネタ的には3回繰り返さないと、みたいな?」
119 浜崎 「なんでそんな意味分かんない気の遣い方したの!?」
120 後輩 「3回目はやらなかったら『あ、もうやらないんだ』みたいな感じで、
空気悪くなるじゃないですか」
121 浜崎 「なんねぇよ!」
122 後輩 「ならないですか?」
123 浜崎 「まじでレモンかけちゃったら、結局俺が食べる分がなくなるじゃん!
バラエティ番組だったらスタッフが食べるなりするだろうけど、
これは全部俺らが食べなきゃいけないんだからね!?
分かる!?全然冗談になってないんだよ!」
124 後輩 「はぁ、すいません」
125 浜崎 「ったく、お前本当に空気読めないな!
2皿目の時点で俺もう怒ってただろ!バカかマジで!」
126 後輩 「・・・すいません」
127 浜崎 「・・・ったく、
こんなんじゃまたお前と組んで仕事する時が不安になるだろ?
今日は祝いの席だし、お前もこういう場は初めてだろうから、
仕方ないかもしれないけど」
128 後輩 「浜崎さん・・・」
129 浜崎 「今回は許してやるけど、次からは気をつけろよ?
すいませーん、唐揚げもう一皿お願いしまーす!
ほら、顔上げろって。
そんな辛気くさい顔してたら、せっかくの酒もまずくなるぞ?
田所も遅いし、そろそろ酒頼んじまおうぜ。
ほら、新しい唐揚げも来たことだし、
好きなもん頼ちょっとちょっとちょっとだから!
なんでレモンかけるんだよ!」
130 後輩 「あんまり酷いこと言われてムカついたんで、嫌がらせです」
131 浜崎 「え!?なんで!?お前が悪いんだろ!?」
132 後輩 「確かに僕が悪いかもしれません」
133 浜崎 「そうだろ!?」
134 後輩 「でも、でもですよ。
そこは先輩が後輩を気遣って、怒らないべきだと思います!」
135 浜崎 「もうお前とは絶対仕事しない!」
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