原作者 | 魚花ほっけ |
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登場キャラ数 | 男:2 女:1 無:0 |
ジャンル | ラブコメ |
セリフ数 | 150 |
目安時間 | 11分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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一条 直人 (いちじょう なおと) |
♂ | 60 | 天子とは幼馴染。 天子の事を・・・ 角栄の後輩。 思春期、思春期。 |
二宮 天子 (にのみや てんこ) |
♀ | 53 | 直人とは幼馴染。 角栄の事を・・・ 女の子、女の子。 |
三谷 角栄 (みたに かくえい) |
♂ | 37 | 一条・二宮の先輩。 ノリ良し、良し。 |
001 | ト書き | 一条の部屋 |
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002 | 二宮天子 | 「初めて会った時から好きでした。付き合ってください!!」 |
003 | 一条直人 | 「うん、いんじゃね?」 |
004 | 二宮天子 | 「コラァ、直人!!真面目にヤレェ!!」 |
005 | 一条直人 | 「真面目にって言われても、いきなり部屋に押しかけてきて、告白の練習させろって言われても・・・ねぇ」 |
006 | 二宮天子 | 「直人!!アンタ、私の幼馴染なんだから、ちょっとは協力の姿勢をみせなさいよ!!」 |
007 | 一条直人 | 「そんな事言われたって、告白なんてされたことないし・・・」 |
008 | 二宮天子 | 「考えろよ!!!一条直人が17になるまでに育て上げた感性をフルスロットルにして、考えろよ!!」 |
009 | 一条直人 | 「はぁ・・・」 |
010 | 二宮天子 | 「んじゃ、行くよ!!テイク2、校舎裏ヨーイ、パン!! ・・・三谷先輩、急に呼び出したりしてすいません!!」 |
011 | 一条直人 | 「いや、別に大丈夫だよ」 |
012 | 二宮天子 | 「あの、その、実は、初めて会った時から好きでした。付き合ってください!!」 |
013 | 一条直人 | 「うん、わかった、付き合おう」 |
014 | 二宮天子 | 「カット!!!なんだ、この茶番!!」 |
015 | 一条直人 | 「こんなもんじゃないの?」 |
016 | 二宮天子 | 「もっと、可愛い後輩からの告白にドギマギするとかあるでしょ!!」 |
017 | 一条直人 | 「自分で可愛いって思ってるんだ・・・」 |
018 | 二宮天子 | 「そこはどっちでもいいでしょ!!それよりもドギマギよ!!ド・ギ・マ・ギ!!」 |
019 | 一条直人 | 「三谷先輩はドギマギするようなキャラじゃないでしょ」 |
020 | 二宮天子 | 「そこは依頼人のリクエストに答えなさいよ!!」 |
021 | 一条直人 | 「てか、もっと現実見ろよ」 |
022 | 二宮天子 | 「見まくってますけど~、この2つの大きな瞳で見まくってますけど、何か~?」 |
023 | 一条直人 | 「いや、というか、練習してなんか意味あるのか? 三谷先輩の反応なんて実際告白してみないとわかんないじゃん」 |
024 | 二宮天子 | 「そ、それが出来たら苦労しないわよ!!」 |
025 | 一条直人 | 「何で自信家で自分大好きなのに、こういう時だけ奥手なんだよ」 |
026 | 二宮天子 | 「だって、アンタ告白といったら、青春の一大イベントよ!!女子高生の晴れ舞台よ!!」 |
027 | 一条直人 | 「は、ハァ、それならパパーンとその一大イベントをこなしちゃえばいいじゃん」 |
028 | 二宮天子 | 「だから、そんなに簡単にできたら苦労しないわよ!!もし、失敗してしまったらどうするの!!? 私の築いてきたこの自信がドンガラガッシャーンと崩れていくじゃない!!」 |
029 | 一条直人 | 「・・・メンドクセェ」 |
030 | 二宮天子 | 「なんか言った!!?」 |
031 | 一条直人 | 「別に、んで、俺の意見的にはやってみるしかないと思うんだけど」 |
032 | 二宮天子 | 「・・・まぁ、そうよね。噛まずには告白できそうだし・・・明日にでも言ってみる!!」 |
033 | 一条直人 | 「おう、頑張れよ」 |
034 | 二宮天子 | 「うん、ありがとね」 |
035 | 一条直人 | 「な、なんだよ、調子狂うな」 |
036 | 二宮天子 | 「練習付き合ってもらったんだから、お礼くらい言うわよ!!」 |
037 | 一条直人 | 「あ、ああ、そうだな」 |
038 | 二宮天子 | 「じゃ、明日の準備あるから、じゃあね」 |
039 | 一条直人 | 「おう、じゃあな」 |
040 | ト書き | 二宮、部屋を出る。 |
041 | 一条直人 | 「・・・ったく、可愛いんだから自信持てよな」 |
042 | ト書き | 教室 |
043 | 一条直人 | 「で、何だその顔は?」 |
044 | 二宮天子 | 「なんか付いてる?」 |
045 | 一条直人 | 「ああ、付いてるな、目の下にでっかいくまちゃんがな」 |
046 | 二宮天子 | 「くまちゃんとか、全然可愛くない」 |
047 | 一条直人 | 「ハァ~、どうせ、今日の告白の事を考えて寝れなかったとかそんなオチだろ」 |
048 | 二宮天子 | 「なんで分かんのよ」 |
049 | 一条直人 | 「伊達に幼馴染やってね~っての」 |
050 | 二宮天子 | 「・・・ま、そうなんだけど」 |
051 | 一条直人 | 「何悩んでんだよ、今日告白するって決めたんだから、後はやるだけだろ」 |
052 | 二宮天子 | 「そう、だけど・・・」 |
053 | 一条直人 | 「大丈夫だよ、お前は良い奴だし、可愛いんだから」 |
054 | 二宮天子 | 「うん」 |
055 | 三谷角栄 | 「おーーーーーい、一条、俺に会えなくて寂しくなかったか~?」 |
056 | 一条直人 | 「急に抱き付かないでください、三谷先輩」 |
057 | 三谷角栄 | 「だって、一条と会うの久々なんだもんよ~、体とか壊してないか?夏バテしてないか? 俺と会えなくて、悲しみの泉に溺れてないか!!?」 |
058 | 一条直人 | 「先輩!!!!落ち着いてください!!俺は大丈夫ですから離れてください」 |
059 | 三谷角栄 | 「おお、すまんな!!いやー、でも、一条が元気そうでよかった、よかった!!」 |
060 | 二宮天子 | 「あの・・・三谷先輩!!!」 |
061 | 三谷角栄 | 「ん?おおお!!二宮じゃないか!!元気してるか!?」 |
062 | 二宮天子 | 「ハイ!!私は元気です!!!三谷先輩もお元気そうで・・・」 |
063 | 三谷角栄 | 「はっはっはっは!!!ま、俺は元気くらいしか取り柄がないからな!!」 |
064 | 二宮天子 | 「そんなことないです!! 三谷先輩は後輩の私たちに優しくしてくれますし、部活や委員会の仕事もしっかりこなしてますし、 それに、それに・・・」 |
065 | 三谷角栄 | 「なんだなんだ?二宮、おだてたって、何も出てこないぞ~」 |
066 | 二宮天子 | 「おだてるだなんて、そんな!!事実を言ったまでです!!」 |
067 | 三谷角栄 | 「そう言ってもらえると嬉しいね~♪ありがとう、二宮」 |
068 | 二宮天子 | 「・・・い、いえ//////」 |
069 | 一条直人 | 「で、三谷先輩は何しに来たんですか?」 |
070 | 三谷角栄 | 「ん、後輩の顔を見に来るのに理由が必要か?」 |
071 | 一条直人 | 「へ?本当にそれだけなんですか?」 |
072 | 三谷角栄 | 「おう!!!夏休み後半は部活も無くて、お前らの顔を見れなかったからな。 夏休みが明けたら、まっ先に可愛い後輩の顔を見に来ようと決めていたのだ!!」 |
073 | 一条直人 | 「それで、このクラスに来たと。他のクラスには行かなくていいんですか?」 |
074 | 三谷角栄 | 「ん?なんでだ?」 |
075 | 一条直人 | 「だって、部活の後輩はこのクラスだけじゃないでしょ?先輩」 |
076 | 三谷角栄 | 「お、おう、そ、そうだな!!他のクラスにもいかなければならんな!!」 |
077 | 一条直人 | 「でも、時間が・・・」 |
078 | ト書き | チャイムが鳴る |
079 | 三谷角栄 | 「うおおおお!!もうこんな時間か!!!朝のホームルームが始まってしまう!!!」 |
080 | 二宮天子 | 「あ、あの!!!先輩!!!」 |
081 | 三谷角栄 | 「どうした?二宮」 |
082 | 二宮天子 | 「きょ、今日の放課後、校舎裏に来てもらってもいいですか?」 |
083 | 三谷角栄 | 「ん?お、おう、よく分からんが、分かったぞ!!放課後に校舎裏だな、覚えておく!!」 |
084 | 二宮天子 | 「は、はい、お願いします」 |
085 | 三谷角栄 | 「って、のんびりしてる場合じゃない!!!行かねば!!!またな!!一条!!!二宮!!!」 |
086 | 一条直人 | 「は~い」 |
087 | 二宮天子 | 「・・・言っちゃった」 |
088 | 一条直人 | 「あとは放課後に言うだけだな」 |
089 | 二宮天子 | 「・・・うん」 |
090 | 一条直人 | 「頑張れよ、天子・・・」 |
091 | ト書き | トイレ |
092 | 一条直人 | 「はぁ~、放課後になるのもあっという間だな~、あいつ上手くやってっかな~」 |
093 | 二宮天子 | 「初めて会った時から好きでした!!付き合ってください!!」 |
094 | 一条直人 | 「そうそう、そうやって告白するって言ってたよな~・・・って、ええええ!!!? なんで天子の告白聞こえてきてんの!!? ん?そうか、一階のトイレは校舎裏とつながってるから、声が丸聞こえなのか!! え!?それじゃ、俺の声も丸聞こえじゃないのか!!?大丈夫か!!?」 |
095 | 三谷角栄 | 「二宮、それは冗談・・・じゃないんだな」 |
096 | 二宮天子 | 「・・・はい」 |
097 | 一条直人 | 「良かった、こちらの声は奇跡的に聞こえてなかったみたいだ・・・」 |
098 | 三谷角栄 | 「じゃあ、俺も一人の男として答えさせてもらう」 |
099 | 二宮天子 | 「・・・」 |
100 | 三谷角栄 | 「俺も二宮の事は好きだ」 |
101 | 二宮天子 | 「じゃ、じゃあ!!」 |
102 | 三谷角栄 | 「でも、付き合うことは出来ない!!ごめん!!」 |
103 | 二宮天子 | 「なんで・・・なんでですか!?」 |
104 | 一条直人 | 「・・・」 |
105 | 三谷角栄 | 「他に好きな奴がいるんだ・・・」 |
106 | 二宮天子 | 「・・・その人は私よりも三谷先輩の事想ってるって言うんですか!?」 |
107 | 三谷角栄 | 「あいつは俺が好きな事すら気づいてないんじゃないかな・・・」 |
108 | 二宮天子 | 「そんな!!・・・じゃ、その恋は実らないじゃないですか!!」 |
109 | 三谷角栄 | 「正直付き合えるなんて思ってない!! でも、俺はそいつの事を考えると胸が熱くなって、ああ、好きなんだなって思えるんだ」 |
110 | 一条直人 | 「・・・」 |
111 | 二宮天子 | 「本当に好きなんですね・・・」 |
112 | 三谷角栄 | 「ああ」 |
113 | 二宮天子 | 「三谷先輩・・・すごい不躾な事を聞くようですけども、私が先輩の事を諦められるように、 その方のお名前を聞いてもよろしいですか?」 |
114 | 三谷角栄 | 「そうだな・・・お前には聞く権利があるな。俺が好きなのは・・・」 |
115 | 二宮天子 | 「・・・はい」 |
116 | 三谷角栄 | 「俺が好きなのは・・・一条だ!!!」 |
117 | 一条・天子 | 「・・・は!!!?」 |
118 | 三谷角栄 | 「聞こえなかったか?俺が好きなのは一条だと言ったんだ!!」 |
119 | 一条・天子 | 「はあああああああ!!!?」 |
120 | ト書き | 一条、トイレの窓から校舎裏へ |
121 | 一条直人 | 「ちょっと待てえええええ!!! こっちが幼馴染の青春の1ページを静かに見守ろうと思ってたら、何ほざいてんですか!!?三谷先輩!!!」 |
122 | 三谷角栄 | 「一条!!!聞いていたのか!!いや、丁度いい機会だ、一条!!俺はお前が好きだ!!!」 |
123 | 一条直人 | 「何清々しく告白してんですか!!?俺男ですよ!!!お・と・こ!!!」 |
124 | 三谷角栄 | 「性別なんて関係ない!!!俺は一目見た時からお前の事が好きだったぞ!!!」 |
125 | 一条直人 | 「なんで、そんなに一直線でキラキラと目を輝かせているんですか!!天子!!お前もなんか言ってやれ!!」 |
126 | 二宮天子 | 「男に・・・負けた・・・」 |
127 | 一条直人 | 「ダメだああああ!!青春の1ページが若かりし頃の黒歴史に塗り替えられていってるうう!!」 |
128 | 三谷角栄 | 「ごめんな、二宮。一条と仲のいいお前にはいつか言おうと思っていたんだが、こんな形になるとは・・・」 |
129 | 一条直人 | 「三谷先輩、天子は少しそっとしておいてあげてください」 |
130 | 三谷角栄 | 「わかった・・・それで、一条!!!お前の返事を聞かせてくれ!!!」 |
131 | 一条直人 | 「流れで察してくださいよ!!NOに決まってんでしょうが!!」 |
132 | 三谷角栄 | 「なんでだ!!?俺のことが嫌いなのか!!!?」 |
133 | 一条直人 | 「先輩の事は好きですけど・・・」 |
134 | 三谷角栄 | 「じゃあ、両想いだな!!!」 |
135 | 一条直人 | 「ちッがーーーーう!!!なんで、そうなる!!!」 |
136 | 三谷角栄 | 「好き同士なら両想いだろ?」 |
137 | 一条直人 | 「それでも、性別が男同士だと、違うんです!!」 |
138 | 三谷角栄 | 「だから、性別は関k・・・」 |
139 | 一条直人 | 「関係あります!!先輩は気にしないかもしれませんが、俺は気にするんです!!!」 |
140 | 三谷角栄 | 「そのうち、慣れるさ♪」 |
141 | 一条直人 | 「慣れたくないんです!!!」 |
142 | 二宮天子 | 「うああああああああああ!!!」 |
143 | 一条直人 | 「うわっ!!びびった!!天子・・・大丈夫か?」 |
144 | 二宮天子 | 「・・・関係ない」 |
145 | 一条直人 | 「へ?」 |
146 | 二宮天子 | 「先輩がホモだろうと、直人の事が好きだろうと関係ない!!! 先輩が直人にアタックするように、私も先輩にアタックし続ける!!!」 |
147 | 一条直人 | 「それは茨の道じゃ・・・」 |
148 | 二宮天子 | 「直人!!!アンタは恋のライバルよ!!!」 |
149 | 一条直人 | 「えええええええ!!!」 |
150 | 三谷角栄 | 「これが恋の三角関係か・・・」 |
151 | 一条直人 | 「ちょっと!!何この状態を成立させようとしてるんですか!!!!」 |
152 | 二宮天子 | 「直人!!負けないわよ!!!」 |
153 | 三谷角栄 | 「一条!!!俺の愛を受け止めてくれ!!!」 |
154 | 一条直人 | 「こんな三角関係、嫌だああああああ!!!」 |
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