原作者 | 魚花ほっけ |
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登場キャラ数 | 男:5 女:2 無:0 |
ジャンル | 罰ゲーム |
セリフ数 | 115 |
目安時間 | 15分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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中田 忠治 (なかた ちゅうじ) |
♂ | 54 | 不良、弱い者いじめがきらい。 高校生。 朝起きたら、語尾にニャーがついてしまっていた。 |
犬飼 木陰 (いぬかい こかげ) |
♀ | 25 | 忠治の幼馴染。 高校生。 |
亀井 重太 (かめい じゅうた) |
♂ | 14 | 忠治の同級生。 変。 |
チュー太 |
♂ | 34 | ネズミ。 チュー子にゾッコンLOVE |
チュー子 |
♀ | 7 | ネズミ。 チュー太にフォーリンLOVE |
雀 五郎 (すずめ ごろう) |
♂ | 8 | スズメ。 渋め。 |
ドン・ニャン次郎 |
♂ | 11 | ネコ界の重鎮。 黒いデブネコ。 |
001 | ト書き | 忠治の自宅 |
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002 | 中田忠治 | 「ふニャ~~、よく寝たニャ、今日も憂鬱な一日が始まるのニャ・・・!!! ・・・ん?俺のキャラでは考えられないような語尾を発したような・・・ き、気のせいだよにゃー、俺が語尾にゃんにゃんて・・・・・・ ニャ、ニャンじゃこりゃーーーーーー!!!ニャ、俺語尾にゃんになってるのにゃ!? ど、どどどどういうことにゃ!?」 |
003 | 犬飼木陰 | 「おっはよー、忠治!!超絶美少女のこかげちゃんが、あんたを起こしに来てあげたわよー!!!」 |
004 | 中田忠治 | 「ニャアアアア!?こかげ!!!ノックせずに入ってくるニャー!!」 |
005 | 犬飼木陰 | 「入ってくる、『ニャー』?」 |
006 | 中田忠治 | 「あっ・・・。き、着替えるからでて行くのにゃーーー!」 |
007 | ト書き | 犬飼部屋から出る。 |
008 | 中田忠治 | 「ふぅー・・・」 |
009 | 犬飼木陰 | 「あっ!!忠治?」 |
010 | ト書き | 部屋に入る。 |
011 | 中田忠治 | 「ふにゃ!?」 |
012 | 犬飼木陰 | 「語尾にゃんとか・・・滑ってるわよ・・・」 |
013 | 中田忠治 | 「☆?#¥$!!!す、好きで語尾にゃんになってるわけじゃないにゃー!」 |
014 | 犬飼木陰 | 「そうにゃんね~♪」 |
015 | 中田忠治 | 「にゃーーー早く出ていくのにゃーーーー!!!」 |
016 | ト書き | 犬飼を無理やり部屋から出す。 |
017 | 犬飼木陰 | 「ハイハイ、わかったわかった。んじゃ、外で待ってるわね」 |
018 | ト書き | 犬飼、部屋を出る。 |
019 | 中田忠治 | 「ど、どうなってるんだ・・・・・・・・・ニャ。 ハァ、とりあえず、学校ではしゃべらないようにしないとだにゃ。 幸い俺は不良で通ってるから、話しかけてくるやつもいにゃいし・・・問題はこかげか。 どうするか・・・にゃ!?やばい時間だにゃ!!と、とりあえず、全力疾走で切り抜けるのだにゃーーー」 |
020 | ト書き | 中田、家を出る。 |
021 | 犬飼木陰 | 「あ、やっと出てきたな!!遅いぞ、ネコ星人忠治!!今から、私が相手になって・・・って、 なんで全力疾走してんだよおおおお!!!」 |
022 | 中田忠治 | 「付いて来るニャああああ!!!」 |
023 | 犬飼木陰 | 「・・・どうしたって言うんだよ、忠治・・・ でも、どんな状況でも、キャラ作りを維持するその根性、さすが私の、相棒だ!!!」 |
024 | 中田忠治 | 「ハァ、ハァ、何とかまいたみたいニャー。こりゃ学校着いてからも大変そうだニャ」 |
025 | チュー太 | 「おおおおお!!!チュー子さん、今日も輝く毛並みが貴方の心を現すかのように美しく輝いてまチュー」 |
026 | チュー子 | 「ま、チュー太さんだって、そのピンっと伸びたおひげが凛々しくて、チュー子ドキドキしてしまいまチュー」 |
027 | チュー太 | 「チュー子さん、君と過ごしているこの時間!!!幸せすぎて、まるで夢みたいでチュー!!!! もしや、夢では!?チュー子さん一発ひっぱたいてくださいでチュー!!」 |
028 | チュー子 | 「そんな愛するチュー太さんを引っぱたくなんて、チュー子には出来ないでチュー。 でも、これなら・・・チュッ」 |
029 | チュー太 | 「おおおお!!!この頬に伝わる感触!!!まさしく現実!!!俺は幸せ者だあああああ!!!」 |
030 | 中田忠治 | 「そうか!これは夢・・・だったらどんなに良かったかにゃ・・・ それにしても語尾がにゃんの次はネズミのイチャイチャが聞こえるようになるって・・・ これって病院行ったら治るのかにゃ・・・ダメニャ、即行で精神科行きだにゃ・・・」 |
031 | チュー太 | 「おい人間、何じろじろ見てんだ!!見せもんじゃねえぞ!!」 |
032 | 中田忠治 | 「ヒッ、ごめんなさいだニャー!!」 |
033 | チュー太 | 「今の男は・・・」 |
034 | 中田忠治 | 「・・・陰では、強面(こわもて)でカッコいい!!と噂されている俺が常時語尾にゃん。 しかもネズミにメンチ切られて、逃げるとは、猫なのに・・・ってねこじゃにゃい! 独り言もやけに多くなってるようにゃ・・・」 |
035 | 犬飼木陰 | 「それは元々だよね?」 |
036 | 中田忠治 | 「確かに元々独り言が多かっ・・・にゃーー!?こここ、こかげ!?」 |
037 | 犬飼木陰 | 「なにそのお化けが出たような顔は?」 |
038 | 中田忠治 | 「・・・さ、さらばにゃ!!」 |
039 | 犬飼木陰 | 「なんで逃げるんだよおおおお!!!」 |
040 | 中田忠治 | 「追ってくるにゃー!!!!」 |
041 | 雀 | 「クソッ、俺もここまでか・・・ったく、3丁目のおばあちゃんがまさかパンくずをくれなくなるとはな・・・ ハハッ、情けねぇ、スズメ界のスピードスターと呼ばれた俺が、こんな所で野垂れ死にか・・・」 |
042 | 中田忠治 | 「はぁはぁ・・・にゃ!?お、おい、大丈夫かニャ!?」 |
043 | 雀 | 「人間に同情されるようになるとはな・・・俺も落ちたもんだ・・・ でも、人間は冷たい生き物だと思っていたが、案外優しいもんなんだな、 いい勉強になったぜ・・・ああ、きれいな花畑が見えてきたぜ、 おやじ、おふくろ、いい笑顔しやがって・・・」 |
044 | 中田忠治 | 「おい!!腹減ってるのかニャー?これで良ければ、食べるかニャー?」 |
045 | ト書き | 忠治、雀に朝食の食パンを差し出す。 |
046 | 雀 | 「地獄に仏とはこのこと!!!!遠慮なくいただくぜ!!!・・・モグモグ、プハァーーー♪ 生き返ったぜ!!あんがとよ、あんちゃん!!この恩は一生忘れねえぜ!!」 |
047 | 中田忠治 | 「全然気にしなくていいニャ。というか、スズメが食べる量なんて、たかが知れてるニャ、 この位だったらいつでもやるから、腹減ったら来るニャ。俺は学校があるから、じゃあニャ」 |
048 | 雀 | 「おう、またな・・・というか、あのあんちゃん、俺と会話してなかったか?」 |
049 | ト書き | 学校 |
050 | 亀井重太 | 「学校に登校し、ホームルームが始まるまでのこの何とも言えない朝のひととき。 どうもパソコンの前の皆様、いつもみんなの心の中に、みんなのアイドル亀井重太です☆」 |
051 | 犬飼木陰 | 「おはよ、亀井君。今日も朝からぶっ飛んでるね~」 |
052 | 亀井重太 | 「おはよう、犬飼女史、今日も元気ハツラツ某会社の炭酸飲料!! って感じだな☆ん、相方の中田氏が見えないが?」 |
053 | 犬飼木陰 | 「あれ?まだ居ないのか?わたしより先に来てると思ったんだけどな」 |
054 | 亀井重太 | 「どういうことだ?」 |
055 | 犬飼木陰 | 「今日は忠治がなんかよく分かんないボケを振りまきつつ、 全力疾走で学校に向かってたから、私より早く着いてると思ったんだけど」 |
056 | 亀井重太 | 「ボケを振りまきつつ、全力疾走?中田氏がそんなキャラには見えないんだが・・・」 |
057 | 犬飼木陰 | 「ま、学校では強面(こわもて)で通ってるからね~、でも、本当の忠治は優しくて・・・良い奴なんだよ」 |
058 | 亀井重太 | 「おっと、朝からノロケですかな? 幼馴染は何でも知っているというやつですか、それ、なんてエロゲですかな?」 |
059 | 犬飼木陰 | 「ハイハイ、うっさいうっさい、ほら、噂をすれば、忠治君の登場だ」 |
060 | ト書き | 忠治、教室に入り、机に突っ伏す。 |
061 | 亀井重太 | 「おはよう、中田氏、今日も元気かな? 朝から僕に話し掛けてもらえるなんて、恐悦至極、感謝感激雨嵐って所かい?」 |
062 | 犬飼木陰 | 「・・・ちょっと忠治、いくら亀井君がウザキャラだからって、がん無視はないんじゃない?」 |
063 | 亀井重太 | 「犬飼女史。中田氏はきっと僕の天性の主役オーラに 飲まれてしまってるのですよ、許してあげましょう☆」 |
064 | 犬飼木陰 | 「ダメよ、こういう時に甘やかすと、大人になった時に困るんだから、しつけはちゃんとしないと!!」 |
065 | 亀井重太 | 「しつけ・・・犬飼女史、恐ろしい子・・・」 |
066 | 犬飼木陰 | 「コラッ忠治!!おはようの挨拶もなしとはどういうことだあああ!!! オラァ、起きろおお!!!忠治!!」 |
067 | 亀井重太 | 「今日の中田氏はいつも以上にかたくなですな☆」 |
068 | 犬飼木陰 | 「全力疾走の言い訳も聞いてないぞおおおお!!!!オラオラァ、何か話してみろおおお!!!」 |
069 | 亀井重太 | 「・・・」 |
070 | 中田忠治 | 「・・・」 |
071 | 犬飼木陰 | 「・・・。まさか、ここまで強情だとはね、でも、忘れてもらっちゃ困るのよ、 あんたと16年間幼馴染している犬飼木陰はアンタの全てを知っているということをね!!!」 |
072 | ト書き | 犬飼、中田をくすぐる。 |
073 | 中田忠治 | 「ニャっはっはっは!!!やめるニャああああ!!!」 |
074 | 亀井重太 | 「ニャっはっは?」 |
075 | 犬飼木陰 | 「やめるニャあ?」 |
076 | 中田忠治 | 「・・・。お、俺忘れ物したっぽいから帰る・・・にゃ」 |
077 | 亀井重太 | 「・・・」 |
078 | 犬飼木陰 | 「・・・」 |
079 | 中田忠治 | 「にゃーーーー」 |
080 | ト書き | 中田、教室を出ていく。 |
081 | 犬飼木陰 | 「・・・な、私の相棒のボケは最高だろ?・・・」 |
082 | 亀井重太 | 「この僕に、ボケを通り越すと痛いということを学ばせるとは、中田氏、あなどれませんな☆」 |
083 | 犬飼木陰 | 「朝から徹底したキャラ作り!!!夫婦(めおと)漫才グランプリ優勝も近いな!!!!」 |
084 | 亀井重太 | 「いや、それはないと思うよ」 |
085 | ト書き | 道路 |
086 | 中田忠治 | 「にゃーーーー!!!!もう、どうすればいいのニャー。 学校では何もしゃべらにゃきゃいけると思ったのに・・・あいつらのせいで台無しニャー!!!」 |
087 | チュー太 | 「何でも人のせいにするもんじゃないぜ、あんちゃん」 |
088 | 中田忠治 | 「ニャ!?あんたはさっきのネズミかニャ?」 |
089 | チュー太 | 「やっぱり俺の話していることが分かるみたいだな」 |
090 | 中田忠治 | 「残念ながらそうみたいニャー」 |
091 | チュー太 | 「俺はチュー太、ここら辺を縄張りにしてるネズミのリーダーだ」 |
092 | 中田忠治 | 「ど、どうもニャー」 |
093 | チュー太 | 「まどろっこしい話を抜きにして簡潔に言おう。 お前は・・・ネコになってしまう呪いをかけられている」 |
094 | 中田忠治 | 「ニャ・・・?」 |
095 | チュー太 | 「信じてないみたいだな、お前の股についているものを確認してみろ」 |
096 | 中田忠治 | 「股についてるものって、な、何だニャ?」 |
097 | チュー太 | 「生殖器に決まってんだろうが!!!男だったら、ゴタゴタ言わずにサッサと確認しろ!!」 |
098 | 中田忠治 | 「わ、わかったニャ。・・・ニャ、ニャンじゃこりゃあああ!!!!」 |
099 | チュー太 | 「もう進行しているみたいだな、見て分かるとおり、お前の生殖器にはとげが生え始めている。 それは雄猫の生殖器にもみられる特徴の一つだ。 ま、ネコの場合だとそのとげも意味があるものなんだが、人間の場合は痛みを誘発する邪魔物でしかない」 |
100 | 中田忠治 | 「これは人には見せられニャい・・・」 |
101 | チュー太 | 「ま、見せられないだけならまだしも、お前がつがいになった時に、 その生殖器は性行為の妨げになるだろうな」 |
102 | 中田忠治 | 「笑えないニャー・・・というかなんで、俺がこんな目に合わなきゃいけないんだニャー!!!」 |
103 | チュー太 | 「それは、お前がネズミ一族の末裔だからだ!!」 |
104 | 中田忠治 | 「ニャ、ニャンだこの超展開はあああ!?」 |
105 | チュー太 | 「昨日、お前は空き地で黒いデブネコからネズミを助けたな?」 |
106 | 中田忠治 | 「ああ、食物連鎖はしょうがにゃいけど、 ネコがネズミをおもちゃにして遊んでるみたいで、許せなかったんだニャ」 |
107 | チュー太 | 「やはりチューの助を助けたのはアンタだったか。リーダーとして礼を言う。ありがとう」 |
108 | 中田忠治 | 「べ、別に俺がやりたくてやっただけニャ、き、気にするニャ」 |
109 | チュー太 | 「だが、そん時にお前さんがネズミ一族の末裔であることが奴にばれた」 |
110 | 中田忠治 | 「ネズミ一族って何だニャ?」 |
111 | チュー太 | 「お前の名字は中田じゃないのか?」 |
112 | 中田忠治 | 「名乗っていないのに、なぜそれを知っているニャ?」 |
113 | チュー太 | 「中田という苗字は古来より、ネズミ一族の苗字として使われている。 【中】という文字が音読みでチューと言われるところから来ているらしい・・・。 ネズミ一族は昔からネズミと協力してネズミ界の平和を守ってきた。 ま、子供のお前にはまだ何も聞かされてないだろうが」 |
114 | 中田忠治 | 「そ、そうだったのかニャー!!! ん、そういえば、チュー太さんは語尾にチューとかつかないのかニャー?」 |
115 | チュー太 | 「ま、ネズミの語尾にチューが付くのは口癖みたいなもんだから、真面目な話の時は外すんだ」 |
116 | 中田忠治 | 「そうだったのかニャー、ってことは俺の語尾も真面目にしてれば治るのかニャー?」 |
117 | チュー太 | 「あ、お前の場合は呪いだから強制な」 |
118 | 中田忠治 | 「ド畜生ニャああああああ!!!」 |
119 | チュー太 | 「話がそれたな、というわけで、お前が空き地でネズミを助けたときに、 黒いデブネコ、ドン・ニャン次郎に目を付けられて呪いをかけられた。そういうわけだ」 |
120 | 中田忠治 | 「ま、自分がどういう状況かは理解できたニャ」 |
121 | チュー太 | 「根本的な解決はまだなんもしてないんだけどな、 ま、ドン・ニャン次郎は空き地にいることが多いからそこに行ってみよう」 |
122 | 中田忠治 | 「わかったニャー」 |
123 | ト書き | 空き地 |
124 | チュー太 | 「ここの土管の上で寝てることが多いらしいんだが、今日はいないか・・・」 |
125 | 中田忠治 | 「そ、そんニャ~」 |
126 | チュー太 | 「ま、来ないと決まったわけじゃないし、待ってようぜ」 |
127 | ドン・ニャン | 「待っているのは我の事かドン?」 |
128 | 中田忠治 | 「黒いデブネコニャ!!語尾がドンニャ!?」 |
129 | チュー太 | 「出たな、ドン・ニャン次郎!!!こいつの呪いを解いてもらうぞ!!!」 |
130 | ドン・ニャン | 「ニャッはッは、ネズミであるお前が我に何を出来るというドン?」 |
131 | 中田忠治 | 「いや、俺もいるんだけどニャ~」 |
132 | ドン・ニャン | 「フン、昨日はおくれを取ったが、二足歩行に甘んじている人間風情など我の敵にすらならんドン!!」 |
133 | チュー太 | 「忠治、油断するな!! 奴の一見、だらしないボディも妖気で膨れ上がった立派な武器だ!!! よそ見してると、腕の一本や二本持ってかれるぞ!!」 |
134 | 中田忠治 | 「ニャンにゃんだ、このバトル展開は!?」 |
135 | チュー太 | 「俺が先行する!!忠治は隙を見てあいつの首根っこをつかんで取り押さえてくれ」 |
136 | 中田忠治 | 「わかったニャ!!!」 |
137 | ドン・ニャン | 「作戦会議は終わったドン?ではこっちも隠し玉を出させてもらうドン」 |
138 | チュー子 | 「チュー太さん、ごめんなさい」 |
139 | チュー太 | 「チュー子さん!!人質とは汚いぞ、ドン・ニャン次郎!!!」 |
140 | ドン・ニャン | 「狡猾と言ってほしいドン、ネコは先の先まで読んで物事を進めるドン。 ま、キミたちみたいなおバカさんには分からんだろうが、ニャッはっはっは」 |
141 | 中田忠治 | 「これじゃ、どうしようもないニャ」 |
142 | ドン・ニャン | 「さ、分かったら、さっさと降伏してシッポを巻いて帰るドン」 |
143 | チュー太 | 「くっ、ここまでか・・・」 |
144 | チュー子 | 「チュー太さん・・・」 |
145 | 雀 | 「おいおい、男はそんなに簡単にあきらめるもんじゃないぜ!!」 |
146 | ドン・ニャン | 「お前はスピードスター雀五郎!!!」 |
147 | 雀 | 「食パンの恩義の元、ただいま参上!!!っというわけで、ひょいっと」 |
148 | ト書き | 雀、チュー子を助け出す |
149 | ドン・ニャン | 「ニャ、ニャにをするドン!!!」 |
150 | チュー子 | 「チュー太さん!!!!」 |
151 | チュー太 | 「チュー子さん、大丈夫?怪我はない?」 |
152 | チュー子 | 「うん」 |
153 | チュー太 | 「怖い想いをさせてごめんな、もう離さないよ」 |
154 | チュー子 | 「チュー太さん」 |
155 | チュー太 | 「チュー子・・・」 |
156 | ドン・ニャン | 「無視するニャああ!!!もう怒ったドン!!!みんなまとめてあの世に送って・・・フニャ!?」 |
157 | ト書き | 中田、ドンの首根っこを押さえて持ち上げる。 |
158 | 中田忠治 | 「ドン・ニャン次郎、油断しすぎニャ」 |
159 | ドン・ニャン | 「お、下すドン!!我は足を付けてないと上手く妖気を使えないんだドン」 |
160 | 中田忠治 | 「じゃあ、俺の呪いを解くニャ、そうしたら下してあげるニャ」 |
161 | ドン・ニャン | 「く、くそぅ、分かったドン、 『ニャオーレ、呪いよ、アリアリアリアリアリーヴェデルチ』これで治ったはずドン」 |
162 | 中田忠治 | 「あ、ああ、よっしゃ語尾にニャが付かないぜ!!!」 |
163 | 雀 | 「良かったな、あんちゃん」 |
164 | 中田忠治 | 「ありがとう雀さん・・・・ってあれ?」 |
165 | 雀 | 「ん、どうした?あんちゃん」 |
166 | 中田忠治 | 「いや、なんで呪いとけたのに、雀さんと話せてるんだろう?って」 |
167 | チュー太 | 「呪いの副作用だな。ネズミ族の末裔としての、動物との会話能力が呪いで覚醒してしまったんだろう」 |
168 | 中田忠治 | 「なんでそうなるんだチュー?ん、チュー!?」 |
169 | チュー太 | 「ネズミ族の末裔は能力が高くなると語尾にチューが付くらしい、良かったな」 |
170 | 中田忠治 | 「もうどないせいっチューねん!!!」 |
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