原作者 | 魚花ほっけ |
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登場キャラ数 | 男:3 女:1 無:0 |
ジャンル | コメディ |
セリフ数 | 193 |
目安時間 | 分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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佐藤 蘭々 (さとう らんらん) |
♂ | 71 | 常にエロいことで頭の中は埋め尽くされており、 欲望のままに行動している。 通称、部長。 |
清水 良平 (しみず りょうへい) |
♂ | 61 | 純粋にテニスを楽しもうとしている。 この部唯一の良心(?) 通称、りょうちん。 |
杉田 瑠依 (すぎた るい) |
♂ | 44 | 冷静に状況を把握し、 的確に周りを観察している。 ボソボソっとしゃべるタイプ、暗い、ドS。 通称、杉。 |
関根 麗子 (せきね れいこ) |
♀ | 18 | 軽い気持ちで「LOVEテニス」に 見学に来たが、果たして・・・ |
001 | ト書き | テニスコート |
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002 | 佐藤蘭々 | 「暖かいやわらかな日差しは私の心を優しく振りほどき、 清らかな風はまるでワルツを奏でるように、穏やかな・・・」 |
003 | 清水良平 | 「部長?」 |
004 | 佐藤蘭々 | 「小鳥のさえずりはこの地の楽園へといざなう、まさに・・・」 |
005 | 清水良平 | 「あの!!部長!!」 |
006 | 佐藤蘭々 | 「お?おおお、りょうちん!!どうだ?心躍っているか?テンションは有頂天か? 今なら、橋の上からI can fly(アイキャンフライ)出来そうかい!?」 |
007 | 清水良平 | 「相も変わらず、我が道まっしぐらですね。で、今日はなんでそんなにハイテンションなんですか?」 |
008 | 佐藤蘭々 | 「分からないのかい!?俺は今、あるイベントのために英気を養っているんだよ」 |
009 | 清水良平 | 「あるイベント?・・・イベントなんてありましたっけ?」 |
010 | 佐藤蘭々 | 「はぁ!?りょうちん、まさかこのビッグイベント知らないの!?」 |
011 | 清水良平 | 「す、すいません。でも大会は夏のはずだし、先輩たちの送別会はこの前やりましたし・・・」 |
012 | 佐藤蘭々 | 「バッキャロー!!大会なんてサークル存続のため、しーかーたーなく参加しているに過ぎない!! 先輩の送別会?去りゆく者に思いを馳せて我々に何の得があるというのだ!!」 |
013 | 清水良平 | 「は、はぁ、んー、じゃあイベントって・・・」 |
014 | 佐藤蘭々 | 「えぇーっ、わかんないの!?んじゃ、ヒント、春!」 |
015 | 清水良平 | 「春・・・あーお花見ですか?でもまだ桜は咲いてな・・・」 |
016 | 佐藤蘭々 | 「このおたんこナース!!花なんて見て、心穏やかにしてる場合か!? 縁側のおじいちゃんか?もっと大学生らしい春のイベントがあるだろう!? ・・・じゃあ、第2ヒーント、去る者がいれば?」 |
017 | 清水良平 | 「去る者がいれば・・・大学生らしい春のイベント・・・ もしかして、新入生の部員勧誘の事ですか?」 |
018 | 佐藤蘭々 | 「そう、そうそう、それそれ!!それなんだよ、りょうちん、知ってんじゃん! 部員勧誘知らんとか、どんだけ鈍感ボーイかと思ったぜ」 |
019 | 清水良平 | 「でも、ウチのサークルは勧誘してなかったですよね?」 |
020 | 佐藤蘭々 | 「はぁ?何言ってんの?これからするに決まってんじゃん」 |
021 | 清水良平 | 「え?もう入学式終わって、新入生帰ってるんじゃ・・・」 |
022 | 佐藤蘭々 | 「な、なぬーーーーーーーーー!!」 |
023 | 杉田瑠依 | 「ププッ・・・。部長の方が鈍感・・・」 |
024 | 佐藤蘭々 | 「む?この笑い声は・・・杉、来てたのか?」 |
025 | 清水良平 | 「あ、杉さん、おはようございます」 |
026 | 杉田瑠依 | 「おはよう・・・」 |
027 | 佐藤蘭々 | 「というか、杉はいつも真っ黒の服で。まっくろ黒助か!?」 |
028 | 杉田瑠依 | 「黒、好き・・・」 |
029 | 清水良平 | 「なんか魔法使いみたいですね」 |
030 | 佐藤蘭々 | 「その内ガチで黒魔法とか使いそうでで怖いわ!!」 |
031 | 杉田瑠依 | 「ん?呪いならできるよ・・・」 |
032 | 佐藤蘭々 | 「お、おぅ」 |
033 | 清水良平 | 「・・・そ、そういえば、今年は部員勧誘するんですか? てっきり今まで通り、来る者拒まず、去る者追わずスタイルで行くのかと」 |
034 | 佐藤蘭々 | 「んなわけあるかぁ!!ポカホンタス!! 今までそのスタイルでいった結果がこれだよ・・・」 |
035 | 杉田瑠依 | 「三年部員2名、二年部員1名」 |
036 | 佐藤蘭々 | 「そう・・・そして!何より問題なのが、男女比率!! 何この100%男汁。すごく・・・ホモホモしいです・・・。うっさいわ、ボケェ」 |
037 | 清水良平 | 「ま、しょうがないですよ。 うちの大学、なぜかテニスサークルだけで3つもありますし。 しかもほかのテニスサークルは50人以上の部員を常にキープして、 各種大会でも優秀な成績を残しているんですよね」 |
038 | 杉田瑠依 | 「それに比べてココは・・・。はぁ・・・」 |
039 | 佐藤蘭々 | 「はん、そんなこと関係ないね!! なに?みんなテニスのプロにでもなりたいのか? だったら、修三の元で修行してこいや!!」 |
040 | 清水良平 | 「修三って、松岡修・・・」 |
041 | 佐藤蘭々 | 「だいたいサークルとして活動してるんだから、まずは楽しむことが優先でしょ!? そういう意味において、我が部は最高なんですよ、テレビの前の皆様!!」 |
042 | 清水良平 | 「テレフォンショッピング?」 |
043 | 佐藤蘭々 | 「サークル名だって【LOVEテニス】だよ! LIKEじゃ飽き足らず、LOVEなんだよ!! どんだけLOVE&PEACEだよ!! すいませーん、お客様の中にLOVEに詳しい方はいらっしゃいませんかー?はい!! 私が愛の伝道師です、きりっ☆ってな!!」 |
044 | 清水良平 | 「ま、テニスを楽しむってことにおいては負けてないと思いますよ、部長」 |
045 | 杉田瑠依 | 「テニスは好きだ」 |
046 | 佐藤蘭々 | 「すばらしい部員を持って部長、感激だ!!これで、何で部員増えないのか、意味わからん」 |
047 | 清水良平 | 「それは・・・えっと・・・あの、その・・・」 |
048 | 杉田瑠依 | 「部長がいるからでしょ・・・」 |
049 | 佐藤蘭々 | 「へっ?」 |
050 | 杉田瑠依 | 「部長が変人だから、人が来ない・・・」 |
051 | 清水良平 | 「ちょっと杉さん、ストレートすぎますって!!」 |
052 | 佐藤蘭々 | 「おい・・・杉、その話詳しく聞かせてもらおうか?」 |
053 | 杉田瑠依 | 「そのまんま。部長は顔がいいのに、頭にウジが沸いたような事ばっか言うから、 このサークルは変態サークルだと思われてる・・・」 |
054 | 佐藤蘭々 | 「ほーう、りょうちん。杉が言ってることは本当か?」 |
055 | 清水良平 | 「あの、えっと、ほ、本当だと思います。その噂、友達から聞いたことあります」 |
056 | 佐藤蘭々 | 「でも、おかしくないか?仮に変態サークルと思われてるとしても、男だったら、 おもしろがって入るやつもいるんじゃないか?」 |
057 | 杉田瑠依 | 「しかも、部長が女に飽き足らず、男にも手を出し始めたという噂も流れてる・・・」 |
058 | 佐藤蘭々 | 「なんでだよ!!女に飽き足らず男にもって!! だいたい俺童貞だから、チェリー100%だっつーの!! ・・・はぁ、俺も昔からこんなキャラだったわけじゃなかった。 そう、アレは高校生の頃・・・俺も他の高校生と同じく、人並みの思春期を迎えていた。 恋に恋する年ごろというか、クソ真面目だった俺も例外ではなく、俺は恋をした。 ベタかもしれないが、クラスのマドンナ的存在の女の子にだ。 誰にでも明るく接していた彼女に俺は想いを寄せていたんだ」 |
059 | 杉田瑠依 | 「まさかの恋バナ展開・・・」 |
060 | 佐藤蘭々 | 「当たり前だけど、その子を好きな奴は他にもたくさんいて、いつ彼氏が出来てもおかしくなかった。 そんなの耐え切れない!!俺は意を決して、彼女を体育館裏に呼び出した」 |
061 | 杉田瑠依 | 「体育館裏って・・・」 |
062 | 佐藤蘭々 | 「俺は意を決して告白した。しゃれた言葉なんて言えない。 シンプルに『好きです、付きあってください』とだけ伝えた」 |
063 | 清水良平 | 「なんかドキドキしてきたんですけど」 |
064 | 佐藤蘭々 | 「彼女はゆっくりと口を開けるとこう言った・・・。 『(女声で)ごっめーん、真面目な人はちょっと無理、また来世で面白い人なったら会おうね』 ・・・てな」 |
065 | 清水良平 | 「うわー・・・」 |
066 | 杉田瑠依 | 「あぁ・・・」 |
067 | 佐藤蘭々 | 「なんだよ、真面目は無理って!!それまでコツコツ生きてきた俺は悟ったね。 どんだけ硬派に生きていても、面白くなきゃ意味がない!!俺は自由に生きてやる!! はっちゃけてやる!!ってな」 |
068 | 杉田瑠依 | 「それで、今の変態な部長になったと」 |
069 | 佐藤蘭々 | 「変態じゃない!!ただ、性に・・・エロに正直なだけだもん」 |
070 | 清水良平 | 「部長が変たい・・・自由人になった理由はわかりましたが、 結局、現状のサークルへのイメージは変わらないわけで・・・」 |
071 | 杉田瑠依 | 「変態部長のせいで部員増えない・・・」 |
072 | 佐藤蘭々 | 「お前ら・・・さっきから、俺のせいで部員増えないって言ってるけど、 お前らの責任でもあるんだからな」 |
073 | 清水良平 | 「え?僕たちの責任?」 |
074 | 杉田瑠依 | 「戯言を・・・」 |
075 | 佐藤蘭々 | 「まず、杉!お前、陰で何て言われてるか知ってるか? あいつと目があったら、呪われるーだの、 この世に舞い降りた死神―だの、ダークな噂ばっかだよ!!」 |
076 | 杉田瑠依 | 「・・・///」 |
077 | 清水良平 | 「あれ?杉さん、顔赤いですよ」 |
078 | 佐藤蘭々 | 「なんで照れてんだよ!!褒めてねーから!!あと、りょうちん! りょうちんにも責任の一端がある!!」 |
079 | 清水良平 | 「いやいや、部長、僕は何も悪いことしてないですよ」 |
080 | 佐藤蘭々 | 「ほうほう、そうかそうか。 ところで、りょうちん!ウチのサークルが変態サークルというのを、友達から聞いたと言っていたな」 |
081 | 清水良平 | 「そうですよ、それが何か問題ですか?」 |
082 | 佐藤蘭々 | 「りょうちんが入っている部活なのにそんな悪い噂、本人の前で言うかな?」 |
083 | 清水良平 | 「そ、それは、ノリですよ、ノリ。 その場のノリで面白い話のために、しょうがなく話したんですよ!きっと」 |
084 | 佐藤蘭々 | 「でも、ノリとはいえ、本人の前ってのは、ちょっと変じゃないか? 仮にりょうちんがそこで怒ったら、ノリなんて言ってられないだろ?」 |
085 | 清水良平 | 「た、確かにそうですけど」 |
086 | 佐藤蘭々 | 「そんなノリとかよりも、もっと自然な考えをすれば答えは見つかるんじゃない?」 |
087 | 清水良平 | 「自然な考え?」 |
088 | 佐藤蘭々 | 「その噂を話してくれた友達は、りょうちんが【LOVEテニス】に入っていることを 知らないんじゃないか!!」 |
089 | 清水良平 | 「へ?いやいや、それはないですよ。 だって、1年以上友達なんですよ。 入ってる部活くらい知ってますよ」 |
090 | 佐藤蘭々 | 「本当に?絶対その友達が知ってると言い切れるか? その友達が知っている体でりょうちんにその噂を話していたと思うか?」 |
091 | 清水良平 | 「そう言われると、あんなサークル入っているやつの気がしれねえとか言っていた気が・・・」 |
092 | 杉田瑠依 | 「りょうちんは影が薄いから・・・」 |
093 | 清水良平 | 「・・・!!」 |
094 | 佐藤蘭々 | 「あぁ、俺もいつかは言ってやろうと思ってたんだけど、 りょうちんって何をしていても普通というか、特徴がないというか・・・」 |
095 | 清水良平 | 「グサッ」 |
096 | 佐藤蘭々 | 「そう、一言で言うなら、面白みがないんだよ、人間として」 |
097 | 清水良平 | 「グサグサッ」 |
098 | 佐藤蘭々 | 「だから、印象にも残らない。あだ名をつけるとするなら、プレーンヨーグルト」 |
099 | 清水良平 | 「グッ・・・で、でも、それなら、このサークルのマイナス要因にもなってないはずです!!」 |
100 | 佐藤蘭々 | 「確かにマイナスではないがプラスにもならない存在。ていうか・・・空気みたいな・・・」 |
101 | 清水良平 | 「悪印象を与えてる部長や杉さんよりはマシなはずです!!」 |
102 | 杉田瑠依 | 「黙れ、プレーン」 |
103 | 清水良平 | 「うっ・・・」 |
104 | 佐藤蘭々 | 「ま、アレだ、この大学はなぜかテニスサークルが3つもあるから、 存在をアピールしなきゃならんわけで、影薄いってのは・・・ねぇ」 |
105 | 清水良平 | 「でも・・・」 |
106 | 杉田瑠依 | 「黙れ、空気」 |
107 | 清水良平 | 「あうぅ、もういいです」 |
108 | 佐藤蘭々 | 「というわけで、おのおの責任があるということで、各自部員確保に全力で取り組まねばならんのだ!!」 |
109 | 清水良平 | 「そういえば、新入生の勧誘に行かなくてよかったんですか?」 |
110 | 佐藤蘭々 | 「・・・」 |
111 | 杉田瑠依 | 「・・・」 |
112 | 清水良平 | 「・・・」 |
113 | 佐藤蘭々 | 「忘れてたあああああ!!!なに?なんで俺、自分の失恋話とか長々と語っちゃってんの!?」 |
114 | 杉田瑠依 | 「現状の把握に努めすぎて、今やらなければならないことが出来ない、典型的ダメ人間」 |
115 | 佐藤蘭々 | 「傷に塩を塗りこんでくれるねえ、杉!というか、良平も早く言えよ、早く!!」 |
116 | 清水良平 | 「あんなにヒートアップしてる部長は止められないですよ」 |
117 | 杉田瑠依 | 「役に立たねえな」 |
118 | 清水良平 | 「なんか、杉さんのあたりが一気に強くなった気がする・・・」 |
119 | 佐藤蘭々 | 「とりあえず、正門に行くぞ、まだ残ってる新入生がいるかもしれん!!」 |
120 | 良平・ 杉田 |
「はい」 「うん」 |
121 | 関根麗子 | 「すいませーん」 |
122 | 佐藤蘭々 | 「今、忙しいから後に」 |
123 | 関根麗子 | 「あ、あのすいません。テニスサークルってここで合ってますか?」 |
124 | 佐藤蘭々 | 「あ、うぇ、ん、どぅあ、うぇ」 |
125 | 清水良平 | 「部長が壊れた・・・」 |
126 | 杉田瑠依 | 「うん、合ってる。もしかして新入生?」 |
127 | 関根麗子 | 「はい、入学式から見学もどうかなとは思ったんですが、善は急げかなっと思って来ちゃいました☆」 |
128 | 佐藤蘭々 | 「おおう!!エンジェルスマイル!!!」 |
129 | ト書き | 部長、倒れる。 |
130 | 関根麗子 | 「だ、大丈夫ですか!?」 |
131 | 杉田瑠依 | 「ああ、大丈夫です、ちょっと頭がおかしいだけなんで」 |
132 | 清水良平 | 「部長、急に倒れないでくださいよ」 |
133 | 佐藤蘭々 | 「す、すまん、天使がいきなり現れてびっくりしてしまった」 |
134 | 関根麗子 | 「すごいアクティブな方なんですね」 |
135 | 佐藤蘭々 | 「そ、そうなんです!アクティブなんです!!アクティブマンなんです!!!」 |
136 | 清水良平 | 「アクティブマンって何ですか?」 |
137 | 杉田瑠依 | 「とりあえず、えーっと・・・」 |
138 | 関根麗子 | 「あ、私、関根麗子って言います」 |
139 | 杉田瑠依 | 「うん、ありがと、関根さん?ちょっと待っててもらっていい?」 |
140 | 関根麗子 | 「はい☆」 |
141 | ト書き | 3人集まり、コソコソ会議を始める。 |
142 | 清水良平 | 「思わぬところで新入部員GETのチャンスですね」 |
143 | 佐藤蘭々 | 「部員勧誘のために本陣であるテニスコートを留守にして、 ビラ配りに専念している馬鹿どもが目に浮かぶわ、ひっひっひ」 |
144 | 杉田瑠依 | 「まぁ、入学式から見学に来るなんて思わない・・・」 |
145 | 佐藤蘭々 | 「ここは俺が積極的にアプローチをかけ、 麗子ちゃんの彼氏となり、なしくずし的にサークルに入ってもらう作戦でいいな?」 |
146 | 杉田瑠依 | 「言い訳あるか、カス。いっぺん、脳みそ洗濯機で洗って出直して来い」 |
147 | 佐藤蘭々 | 「杉、ひどくない!?」 |
148 | 清水良平 | 「ま、あれですよ。折角さっき自分たちの悪いところが分かったんですから、 その逆を演じれば好印象を与えられるんじゃないですか?」 |
149 | 佐藤蘭々 | 「おお、さすがりょうちん、この中で一番普通なだけあってまともな意見だな!」 |
150 | 杉田瑠依 | 「さすがプレーン」 |
151 | 清水良平 | 「もうプレーンでも何でもいいですよ! せっかくのチャンスなんですから、3人力を合わせて新入部員ゲット頑張りましょう!!!」 |
152 | 3人 | 「オー☆」 |
153 | 杉田瑠依 | 「お待たせしました、関根さん」 |
154 | 関根麗子 | 「いえ、こちらこそ突然すいません。ご迷惑でしたか?」 |
155 | 杉田瑠依 | 「そんなことありませんよ。 僕たちもこれから新入生の勧誘に向かおうとしたところですので、丁度良かったんですよ」 |
156 | 関根麗子 | 「そうだったんですかぁ☆よかったです」 |
157 | 清水良平 | 「杉さん、かなり明るくしゃべってますね」 |
158 | 佐藤蘭々 | 「そうだな、声のトーンこそ変わらないがクールで気さくなお兄さんを演じきっている、さすがだな」 |
159 | 杉田瑠依 | 「あ、ごめん。自己紹介がまだだった。僕は杉田瑠依。そんでこっちが・・・」 |
160 | 佐藤蘭々 | 「部長の佐藤蘭々です!!特技は服の上から女の子のスリー・・・ごふっ」 |
161 | 関根麗子 | 「スリー・・・?」 |
162 | 杉田瑠依 | 「あ、気にしなくて大丈夫。本当に」 |
163 | 関根麗子 | 「あ、はい☆男の方で蘭々というお名前は可愛いですね☆」 |
164 | 佐藤蘭々 | 「蘭々でよかったああああああああ!!」 |
165 | ト書き | 部長、倒れる。 |
166 | 清水良平 | 「部長!!」 |
167 | 杉田瑠依 | 「こいつにまともになれって方が無理だったか・・・ほら、いつまで倒れてんだよ」 |
168 | 佐藤蘭々 | 「おやじぃ~、パンダブームに乗っかって蘭々と名付けたときは、マジよく考えろよって思ってたけど、 今・・・俺・・・幸せです!!」 |
169 | 関根麗子 | 「佐藤さん、大丈夫ですか!?」 |
170 | 佐藤蘭々 | 「麗子ちゃん。佐藤なんてありふれた名前で呼ばずに、親しみを込めて蘭々とお呼びください!」 |
171 | 関根麗子 | 「あ、わ、分かりました。ら、蘭々さん///」 |
172 | 佐藤蘭々 | 「ズキューーーーーーン!」 |
173 | 杉田瑠依 | 「はい、馬鹿はほっといて、りょうちん、自己紹介」 |
174 | 清水良平 | 「し、清水良平っていいます。しゅ、趣味はテニス、竹馬。 好きな食べ物は、サバ味噌、嫌いな食べ物はたくあん、最近のマイブームはぬいぐるみ集めで、 好きな色は水色で、えーっと、えーっと・・・」 |
175 | 杉田瑠依 | 「りょうちん、そんなに言われても覚えられない・・・」 |
176 | 関根麗子 | 「私も竹馬好きです☆MY竹馬持ってます」 |
177 | 杉田瑠依 | 「まさかの喰い付き!!?しかも、そこ!!?」 |
178 | 佐藤蘭々 | 「ふんがーッ!!」 |
179 | 清水良平 | 「あ、部長が復活した」 |
180 | 佐藤蘭々 | 「さて、自己紹介も済んだところで、さっそく練習に入ろうか」 |
181 | 清水良平 | 「ですねって、もう日、暮れてますよ」 |
182 | 佐藤蘭々 | 「えええええ、もうそんな時間!?」 |
183 | 杉田瑠依 | 「もう遅いから、今日は終わり・・・」 |
184 | 佐藤蘭々 | 「そんなぁ、女性用テニスウェアもアンダースコートもちゃんと用意したのに!!」 |
185 | 清水良平 | 「そんなお金どこに!?」 |
186 | 杉田瑠依 | 「部長の自前でしょ」 |
187 | 清水良平 | 「え?あ、そうなんですか・・・」 |
188 | 関根麗子 | 「あ、あのー」 |
189 | 杉田瑠依 | 「あ、ごめんね、関根さん・・・申し訳ないんだけど、今日はもう終わりにしようと思うんだ。 よかったらまた・・・」 |
190 | 関根麗子 | 「私、このサークル入ります☆」 |
191 | 3人 | 「へ?」 |
192 | 清水良平 | 「え?関根さん、まだ何も活動見てないのに決めちゃっていいの?」 |
193 | 関根麗子 | 「いいんです。というか、楽しいみなさんを見てたら、私もこの輪に入りたいなって思ったんです☆」 |
194 | 清水良平 | 「そ、そっか」 |
195 | 杉田瑠依 | 「奇特な人もいたもんだね」 |
196 | 佐藤蘭々 | 「遂に、遂に、俺の時代がきたーーーーーーーー!!!」 |
197 | 清水良平 | 「ま、そんなこんなで変態サークルに新入部員が入ることが決まりました。 これから、この大学に更なる波瀾を起こすのはまた別のお話☆チャンチャン☆」 |
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