原作者 | きなもち |
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登場キャラ数 | 男:2女:0無0 |
ジャンル | コメディ |
セリフ数 | 75 |
目安時間 | 分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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店員 (てんいん) |
♂ | 37 | |
客 (きゃく) |
♂ | 38 |
001 | 客 | 「あー腹減ったなぁ。あ、ここのファミレスでいいや。ここで適当になんか食べよ」 |
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002 | 店員 | 「いらっしゃいませー。お客様見たところ一名様でしょうかー?」 |
003 | 客 | 「え、いや、はい。確かにそうですけど」 |
004 | 店員 | 「かしこまりました。一名様ですね。本日はどういったご用件でしょうか?」 |
005 | 客 | 「いや飯だろ!刃物でも持って入ってくる奴以外は大抵飯食いに入ってくるだろ!」 |
006 | 店員 | 「ではご注文お伺い致します」 |
007 | 客 | 「決まってねぇよ! なんだ俺はいきなりファミレス入って入り口前で立ち食いすんのか!すげぇ迷惑な客だな!」 |
008 | 店員 | 「申し訳ございません。実は私ここに勤めてまだ日の浅い研修生でして」 |
009 | 客 | 「え、あぁ、そうなの?」 |
010 | 店員 | 「お客様に多々迷惑をかけるかも知れませんが、それはまぁそれとして」 |
011 | 客 | 「いやそれはそれじゃねぇよ!置いておくなよ! 迷惑かけてもいいからせめて誠意を見せてくれ誠意を!」 |
012 | 店員 | 「それで、ご注文はお決まりでしょうか?」 |
013 | 客 | 「いやだから決まってねぇって!違う違う、まず席に案内してくれ席に」 |
014 | 店員 | 「あ、そうでした!申し訳ございません!」 |
015 | 客 | 「いいから早くして。そろそろ席に座りたいから」 |
016 | 店員 | 「えー当店では喫煙席等がございますが」 |
017 | 客 | 「いや等ってなんだよ等って!そこは詳しく説明してくれないと選びようがないだろ!」 |
018 | 店員 | 「す、すいません!えー当店では喫煙席と・・・」 |
019 | 客 | 「・・・はい1、2、3、4どんどん指折り数えているけど 果たしてここの店には何種類の座席があるのかなー?」 |
020 | 店員 | 「えー喫煙席と禁煙席がございます!」 |
021 | 客 | 「ん!だろうね!」 |
022 | 店員 | 「お席はどちらに致しましょうか?」 |
023 | 客 | 「禁煙席で」 |
024 | 店員 | 「え・・・」 |
025 | 客 | 「え?」 |
026 | 店員 | 「お客様、当店では禁煙席での喫煙はご遠慮頂きたいのですが」 |
027 | 客 | 「いや吸わねぇよ!吸わねぇからわざわざ禁煙席ご所望してんだろうが!」 |
028 | 店員 | 「あ、そうだったんですか!申し訳ございません! では後ほどそちらの空いたお席にご案内致しますので、少々お待ちくださいませ」 |
029 | 客 | 「先に案内してくれよ!何で空いた席を目の前にして突っ立ってなきゃいけないんだよ!」 |
030 | 店員 | 「こちらがメニューでございます」 |
031 | 客 | 「だから案内しろよ!!」 |
032 | 店員 | 「ではお席にご案内致します」 |
033 | 客 | 「ったく、やっとかよ。あーやっと座れた。疲れたー」 |
034 | 店員 | 「ではご注文お伺い致します」 |
035 | 客 | 「あーもう!言ってるそばから!今席に着いたばっかでしょ! もっと時間に猶予をくれよ!決まったら呼ぶから!」 |
036 | 店員 | 「かしこまりました。ではご注文お決まりでしたらそちらのボタンを持ってお呼びください」 |
037 | 客 | 「マジで!?押すんじゃないの!?つーか何のために持つのこれ!?存在意義ある!?」 |
038 | 店員 | 「では失礼致します」 |
039 | 客 | 「・・・まぁいいや。何にしよっかなー。 お、『エビフライとハンバーグの熱々セット』これ美味そうだなー。 これにしよ。すいませーん、すいませーん。・・・すいませーん!ちょっとすいませーん! すいま・・・あ、え、マジか。マジなのかあの店員・・・えっと、すいませーん」 |
040 | 店員 | 「はいはいお待たせしましたー」 |
041 | 客 | 「マジかよこの店!マジでボタン持たなきゃいけないのかよ!何なのその制度!」 |
042 | 店員 | 「ご注文お決まりでしょうか?」 |
043 | 客 | 「はい、念願のご注文でございます」 |
044 | 店員 | 「よろしければお伺い致しましょうか?」 |
045 | 客 | 「よろしければも何も伺ってくれないとコッチは困るんだよ! つーかあんだけ執拗に聞いてきたのになんでいざってときは上から目線なんだよ!」 |
046 | 店員 | 「ではご注文お伺い致します」 |
047 | 客 | 「えっと、『エビフライとハンバーグの熱々セット』と」 |
048 | 店員 | 「あ、あー申し訳ございませんお客様!」 |
049 | 客 | 「え、なに?もしかして無い?」 |
050 | 店員 | 「いえ『エビフライとハンバーグの熱々セット』では、 エビフライに通常のソースかタルタルソースのどちらをかけるか選べるのですが」 |
051 | 客 | 「へー、そうなんだ。それはありがたいね。全然申し訳なくないじゃん!? なんなの!?謝られた瞬間すげぇ焦ったじゃん俺!」 |
052 | 店員 | 「どちらに致しましょうか?」 |
053 | 客 | 「じゃあタルタルソースで」 |
054 | 店員 | 「かしこまりまーす」 |
055 | 客 | 「うん、すぐかしこまってくれ」 |
056 | 店員 | 「以上でよろしいでしょうか?」 |
057 | 客 | 「あ、あと『ポテトの小』と『オレンジジュース』。以上で」 |
058 | 店員 | 「かしこまりました。ではご注文繰り返させて頂きます。タルタルソース」 |
059 | 客 | 「選んだけども。料理の名前自体を言ってくれ」 |
060 | 店員 | 「えー、エビフライとハンバーグの熱々セットがお一つ。ポテト小がお一つ。 オレンジジュースが500ミリリットル。以上でよろしかったでしょうか?」 |
061 | 客 | 「オレンジジュースだけやたら細かかったけどまぁいいや。はい、以上です」 |
062 | 店員 | 「かしこまりました。ではご注文繰り返させて頂きます」 |
063 | 客 | 「いや今やったやった。繰り返した注文まで繰り返さなくていいから。 そのままだと無限に繰り返されちゃうから。早く厨房にご注文伝えてきて」 |
064 | 店員 | 「かしこまりました。では料理が出来上がるまでせいぜいお待ちくださいませ」 |
065 | 客 | 「せいぜいって!なんでラストに俺のこと小バカにすんだよ! あ、クソ!行きやがった。まぁいいやもう・・・」 |
066 | 店員 | 「・・・・・・・・・お待たせしまーす!」 |
067 | 客 | 「っておい!料理が来たと思って期待したじゃねぇかよ!」 |
068 | 店員 | 「今のところポテト小も出来上がっていませんし、 セットもオレンジジュースも出来上がっておりません」 |
069 | 客 | 「え、いや、あ、はい」 |
070 | 店員 | 「ではもう少々お待ちくださいませ」 |
071 | 客 | 「なんだったんだよ今のやり取りは!いらねぇだろ!中間報告はいいからゆっくり待たせてくれ!」 |
072 | 店員 | 「お待たせしましたー」 |
073 | 客 | 「今度こそ料理来た?大丈夫?期待してもいい?」 |
074 | 店員 | 「申し訳ございませんお客様、今確認したところ現在当店は料理人を切らしておりまして」 |
075 | 客 | 「もういいよ!」 |
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