原作者 | きなもち |
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登場キャラ数 | 男:2女:1無0 |
ジャンル | ギャグ |
セリフ数 | 56 |
目安時間 | 4分 |
利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
メディア |
登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
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父 (ちち) |
♂ | 14 | |
母 (はは) |
♀ | 15 | |
たくや |
♂ | 27 |
001 | 父 | 「たくや!やめなさいたくや!食器乾燥機に乾燥剤入れるのやめなさい!聞いてるのかたくや!」 |
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002 | 母 | 「たっくん!お願いだからもうやめて!昨日も引き出しを全部押し出したでしょ! なにがそんなに気に食わないの!たっくんてば!」 |
003 | たくや | 「うるせぇ!もううんざりなんだよこんな家!」 |
004 | 父 | 「なんでそんなこと言うんだたくや!誰がお前を育てたと思っているんだ!」 |
005 | たくや | 「っざけんな!いいか!毎度毎度言ってきたが今日こそは我慢ならないぞ!」 |
006 | 母 | 「毎度毎度・・・?」 |
007 | たくや | 「そうだよ!いつも言ってるだろ! この家以外に息子の部屋だけ土足で入らなきゃ行けない家がどこにあるんだよ!」 |
008 | 父 | 「仕方ないだろう。元々お前の部屋は花壇だったんだから」 |
009 | たくや | 「そもそもそれがおかしいんだよ! 花壇を息子の部屋に改築するのもおかしいけど、なんで花壇部屋があるんだよ!」 |
010 | 母 | 「お母さんそれがあったからこの家買ったのよ・・・?」 |
011 | たくや | 「どういうことだよ母さん!なにはともあれ恨むぞ! いやむしろちょっとその不動産、あるいは建築士か設計士呼んでこい!現状見せてやる!」 |
012 | 父 | 「なにめちゃくちゃ言ってるんだ!」 |
013 | たくや | 「なにめちゃくちゃ言わせてんだ!」 |
014 | 母 | 「お部屋のことは今後考えるから落ち着いてたっくん」 |
015 | たくや | 「それだけじゃねぇ。あれを見てみろ」 |
016 | 父 | 「あれ?」 |
017 | 母 | 「あれって・・・冷凍庫のこと?」 |
018 | たくや | 「そうだよ」 |
019 | 父 | 「冷凍庫ぐらいどこの家にだってあるだろう」 |
020 | たくや | 「そっちじゃねぇよ!」 |
021 | 母 | 「そっちじゃないって・・・?」 |
022 | たくや | 「冷凍庫しかないからキレてんだよ!」 |
023 | 父 | 「は?」 |
024 | たくや | 「は?じゃねぇよ!普通冷凍庫じゃなくて冷蔵庫を優先して買うだろ!」 |
025 | 父 | 「じゃあ冷凍庫はどうするんだ」 |
026 | たくや | 「冷凍庫ももれなくついてこいよ!」 |
027 | 母 | 「でもほら、冷凍庫ってアイスとかクッキーとかシャーベットとか冷やすのに必要だし・・・」 |
028 | たくや | 「食いしん坊か!だったらついでに冷蔵庫も買ってこいよ!そっちのほうが必要だろ!」 |
029 | 父 | 「冷凍庫のほうが冷えるじゃないか」 |
030 | たくや | 「適温って言葉を知らないのか?」 |
031 | 母 | 「適した温度でしょ?」 |
032 | たくや | 「そうだよ!まさにそう!冷凍庫は温度がマイナスなんだから野菜とか肉とか保存する場所に困るだろうが!」 |
033 | 父 | 「食べればいいじゃないか」 |
034 | たくや | 「わぁ~民族的!うるせえよ!買いに行けないかもしれないことを想定しろ! つーかその日に食べるにしても鮮度を保つのにやっぱり冷蔵庫は必要だろうが!毎食軽く痛んでんだよ!」 |
035 | 母 | 「わかった!たっくんわかったから!今度からエアコンつけておくから」 |
036 | たくや | 「発想がおかしいでしょうよ!年中家ではロングコートか! 外との温度差で風邪引くわ!そこまでする電気代があるなら冷蔵庫を買え!」 |
037 | 父 | 「もうちょっとツッコミまとめれないか?」 |
038 | たくや | 「きいいいいいいいいい!!」 |
039 | 母 | 「どうしたのたっくん!落ち着いて!」 |
040 | たくや | 「もうわかった!ここは俺の適温じゃない!こんな家にいたら俺の頭が痛んじまう!俺はこの家を出る!」 |
041 | 母 | 「上手くないわよたっくん!落ち着いて!」 |
042 | たくや | 「うるせええええええええ!!!」 |
043 | 父 | 「お前出ていったあとはどうするんだ」 |
044 | たくや | 「自由に生きるんだよ!フリーダムマイライフだよ!」 |
045 | 父 | 「自由にってお前中学生だろ?ホームレスにでもなるのか?」 |
046 | たくや | 「・・・・・・・・・」 |
047 | 母 | 「中学生じゃ一人暮らしできるほどお金は稼げないし、 もし誰かの家に泊めてもらうにしてもそこに長くはいられないのよ?」 |
048 | たくや | 「・・・・・・・・・・・・・・・」 |
049 | 父 | 「それにいままでもちゃんと生活はしてこれたわけだし、 出ていくのは余計に状況を悪くするだけでは」 |
050 | たくや | 「黙れええええ!とにかくこんな家も家族も大っ嫌いだ!」 |
051 | 母 | 「そんな・・・たっくんそんなこと言わないで!」 |
052 | たくや | 「うるせぇ!もう部屋に戻るから話しかけんな!」 |
053 | 母 | 「待ってたっくん!たっくん!!・・・・・・・・・はぁ、思春期の子って難しいわ・・・」 |
054 | たくや | 「ちょっと母さん!」 |
055 | 母 | 「ど、どうしたのたっくん!?」 |
056 | たくや | 「俺の部屋の自動販売機のコーラ補充しといてって言ったじゃんか!」 |
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