| 原作者 | 雪宮ざんか |
|---|---|
| 登場キャラ数 | 男:3女:2無:0 |
| ジャンル | ファンタジー |
| セリフ数 | 276 |
| 目安時間 | 分 |
| 利用規約 | 配布元とURL書いてってことです |
| 提供元 | 音楽作品を制作している1次創作グループ |
| メディア |
| 登場人物 | 性別/声 | セリフ数 | その他 |
|---|---|---|---|
清水 隼人 (しみず はやと) |
♂ | 87 | 肉体は18歳 現実世界では、年齢26歳 昔から記憶力と視力が良く、 現在それを生かした仕事をしている。 彩人たちと同じ高校に通い、 当時は弓道部でエースになるほどの腕前だった。 彩人とは幼馴染。 川島とは中学時代同じ塾だった。 |
桜木 彩人 (さくらぎ あやと) |
♂ | 95 | 肉体は17歳 現実世界では、年齢25歳 清水たちと同じ高校に通っていた。 その後、叔父の後を継ぎ鍛冶屋になる。 清水とは幼馴染 。 |
大橋 透 (おおはし とおる) |
♂ | 34 | 肉体は18歳 現実世界では、年齢26歳 清水たちと同じ高校に通っていた。 剣道部では神扱いされるほど腕前で、 剣道部のエースだった。 |
川島 亜美 (かわしま あみ) |
♀ | 26 | 肉体は18歳 現実世界では、年齢26歳 清水たちと同じ高校に通っていた。 蒼葉とは中学が同じだった。 |
蒼葉 小春 (あおば こはる) |
♀ | 34 | 肉体は17歳 現実世界では、年齢25歳 清水たちと同じ高校に通っていた。 亜美に隼人たちを紹介されその後仲良くなる。 蒼葉とは中学が同じだった。 |
| 001 | ト書き | 桜木家・リビング |
|---|---|---|
| 002 | 清水隼人 | 『同窓会の日、激しい揺れと眩い光に包まれて俺たちは・・・』 |
| 003 | 桜木彩人 | 「んん・・・」 |
| 004 | 清水隼人 | 「生きてるかー?」 |
| 005 | 桜木彩人 | 「んー・・・ここは・・・」 |
| 006 | 清水隼人 | 「・・・」 |
| 007 | 桜木彩人 | 「・・・えっ?・・・か、確認するが・・・隼人・・・だよな?」 |
| 008 | 清水隼人 | 「あぁ・・・お前は、彩人であってるよな?」 |
| 009 | 桜木彩人 | 「そうだけど・・・。なぁ・・・俺の目には若いときの隼人が映ってるんだが」 |
| 010 | 清水隼人 | 「やっぱり俺もか・・・。俺の目には若いとき、正確に言うなら高校生ぐらいだな・・・。 高校生の彩人が映っている」 |
| 011 | 桜木彩人 | 「・・・。なんだろうなーリアクションが取れない」 |
| 012 | 清水隼人 | 「多分、心までは高校生じゃないってことだろうな」 |
| 013 | 桜木彩人 | 「お前は冷静だなー」 |
| 014 | 清水隼人 | 「お前もな」 |
| 015 | 桜木彩人 | 「あぁー俺は、思考がショートしているだけ。 ・・・というか起こされたらいきなり若いころの隼人が・・・ いや、起きて相手が隼人だってすぐ認識した俺もどうかしているが・・・」 |
| 016 | 清水隼人 | 「たしかに。もう少しリアクションが欲しかったな」 |
| 017 | 桜木彩人 | 「・・・。とりあえず非現実的なことが起こったら、まっ考えても分からないし、めんどうだし 俺の見ている夢なんじゃないかと思うことにして考えるのやめた感はある」 |
| 018 | 清水隼人 | 「彩人っぽいな」 |
| 019 | 桜木彩人 | 「そりゃーそうだ」 |
| 020 | 清水隼人 | 「まぁー同窓会の会場で人としゃべってる最中なのにも関わらず 突然寝たのなら、お前の夢って可能性は捨てきれないが」 |
| 021 | 桜木彩人 | 「どう考えても違うよな・・・」 |
| 022 | 清水隼人 | 「どこまで覚えてる?」 |
| 023 | 桜木彩人 | 「・・・。隼人は冷静だよな。とりあえず、一言言って良いか?」 |
| 024 | 清水隼人 | 「なんだ?」 |
| 025 | 桜木彩人 | 「・・・リアクションできなかった俺も悪いが 結構パニックってるんだよ!ちょっと待て!あぁーなんで!? えーどうなってるんだー。わけわかんねー!つーかここどこ!?」 |
| 026 | 清水隼人 | 「こんなことになってる理由は分からないが、とりあえずお前ならここがどこか分かると思うぞ」 |
| 027 | 桜木彩人 | 「え?・・・あれ?・・・ここって・・・俺の家?」 |
| 028 | 清水隼人 | 「多分な」 |
| 029 | 桜木彩人 | 「あーわけわからない!この家はもうないはずだろ!? ・・・あー・・・と、とりあえず、お久しぶりでいいのか?」 |
| 030 | 清水隼人 | 「え?・・・あぁー・・・そうだな」 |
| 031 | 桜木彩人 | 「・・・俺らだけか?」 |
| 032 | 清水隼人 | 「まだ分からない。 俺もさっき目が覚めてひとしきり焦った後に目の前のソファーで寝てた彩人を起こしただけだからな」 |
| 033 | 桜木彩人 | 「その焦ってる姿が見たかったわー」 |
| 034 | 清水隼人 | 「絶対見せないから」 |
| 035 | 桜木彩人 | 「なんだろうなー違和感あるのに違和感がない」 |
| 036 | 清水隼人 | 「なんとなくだが、言いたいことは伝わった」 |
| 037 | 桜木彩人 | 「はぁー・・・。こうやって冷静になっちゃうあたり、歳取ったよな・・・」 |
| 038 | 清水隼人 | 「この体で言うのもあれだけどな」 |
| 039 | 桜木彩人 | 「あぁーそうか、記憶が」 |
| 040 | 清水隼人 | 「ん?」 |
| 041 | 桜木彩人 | 「記憶がはっきりしすぎてるんだよ」 |
| 042 | 清水隼人 | 「・・・」 |
| 043 | 桜木彩人 | 「すぐ隼人だって認識できたのもここが俺の家だってすぐ分かったことも」 |
| 044 | 清水隼人 | 「記憶がはっきりしすぎてる・・・なるほど。 だから、あまり懐かしさを感じられないわけか・・・」 |
| 045 | 桜木彩人 | 「もし、タイムリープして俺らが高校生だった時の世界だとしたら」 |
| 046 | 清水隼人 | 「・・・」 |
| 047 | 桜木彩人 | 「・・・なわけないか」 |
| 048 | 清水隼人 | 「いや・・・現状それが一番しっくりくる」 |
| 049 | 桜木彩人 | 「ファンタジーの世界へようこそってか」 |
| 050 | 清水隼人 | 「服だって昔着てた服になってるわけだし。ただ、一つだけ矛盾が」 |
| 051 | 桜木彩人 | 「ん?」 |
| 052 | 清水隼人 | 「高校生のとき、俺この家には・・・。なるほど・・・」 |
| 053 | 桜木彩人 | 「どうした?」 |
| 054 | 清水隼人 | 「あぁ・・・8年前だ。 ここは本当にタイムリープした、俺らが高校・・・いや、8年前の世界かもな」 |
| 055 | 桜木彩人 | 「8年前?というか、一人で納得しないでくれ」 |
| 056 | 清水隼人 | 「とりあえず、俺の仮説が正しければ川島たちもこの家に居る」 |
| 057 | 桜木彩人 | 「どういうこと?」 |
| 058 | 清水隼人 | 「ここには居ないってことは・・・キッチンか」 |
| 059 | 桜木彩人 | 「キッチン?」 |
| 060 | 清水隼人 | 「多分、川島と蒼葉さんがキッチンに居るはず」 |
| 061 | 桜木彩人 | 「こんな状況でこれ以上置いてきぼりにしないでくれませんか?」 |
| 062 | 清水隼人 | 「とりあえず行くぞ」 |
| 063 | 桜木彩人 | 「あぁーワトソンの気持ちが少し分かった気がする」 |
| 064 | 清水隼人 | 「あと・・・大橋かぁ・・・」 |
| 065 | 桜木彩人 | 「大橋?頼むから説明をー!」 |
| 066 | 清水隼人 | 「後でするから今はキッチンを・・・やっぱり」 |
| 067 | 桜木彩人 | 「ん?あっ・・・えーどういうこと!?なんで2人がここに居るってことが分かったんだし」 |
| 068 | 清水隼人 | 「それは」 |
| 069 | 桜木彩人 | 「というか、みえっ」 |
| 070 | 清水隼人 | 「それ以上言うな」 |
| 071 | 桜木彩人 | 「・・・」 |
| 072 | 清水隼人 | 「・・・」 |
| 073 | 桜木彩人 | 「と、とりあえず起こさないとだよな」 |
| 074 | 清水隼人 | 「いや、一回・・・川島をリビングに運んで起こそう」 |
| 075 | 桜木彩人 | 「どうして?」 |
| 076 | 清水隼人 | 「・・・ただでさえ川島にこの状況を説明ってだけで 体力使いそうなのにパニックになった女性二人を相手にするのは」 |
| 077 | 桜木彩人 | 「あぁー・・・」 |
| 078 | 清水隼人 | 「とりあえず、川島をリビングに運んでおくから蒼葉さん起こして説明よろしく」 |
| 079 | 桜木彩人 | 「え!?隼人がしてくれよ」 |
| 080 | 清水隼人 | 「じゃー川島に説明するか?」 |
| 081 | 桜木彩人 | 「いってらっしゃい」 |
| 082 | 清水隼人 | 「よいしょっと・・・じゃ」 |
| 083 | 桜木彩人 | 「あぁ」 |
| 084 | 蒼葉小春 | 「んっ・・・」 |
| 085 | 桜木彩人 | 「小春?・・・起きろー」 |
| 086 | 蒼葉小春 | 「んんっ・・・」 |
| 087 | 桜木彩人 | 「・・・地味にエロい・・・。いやいや、起こさないと。おーい」 |
| 088 | 蒼葉小春 | 「うぅー・・・」 |
| 089 | 桜木彩人 | 「起きないな・・・」 |
| 090 | 蒼葉小春 | 「・・・」 |
| 091 | 桜木彩人 | 「はぁー・・・小春たちも若くなってるってことは・・・ほんっとファンタジーの世界へようこそってやつか」 |
| 092 | 蒼葉小春 | 「んー・・・あれ?・・・え!?あっあ、彩人くん!?」 |
| 093 | 桜木彩人 | 「そんなに”あ”は多くないが彩人だ」 |
| 094 | 蒼葉小春 | 「え?ここは・・・え?あのーえっと・・・」 |
| 095 | 桜木彩人 | 「とりあえず落ち着け」 |
| 096 | 蒼葉小春 | 「わ、若返りマッサージ?」 |
| 097 | 桜木彩人 | 「・・・え?」 |
| 098 | 蒼葉小春 | 「いや・・・」 |
| 099 | 桜木彩人 | 「・・・」 |
| 100 | 蒼葉小春 | 「・・・」 |
| 101 | 桜木彩人 | 「えっとー」 |
| 102 | 蒼葉小春 | 「う、うん・・・」 |
| 103 | 桜木彩人 | 「とりあえず、若返りマッサージは受けてない」 |
| 104 | 蒼葉小春 | 「そ、そうだよねー・・・」 |
| 105 | 桜木彩人 | 「なんつーか・・・タイムリープして俺らが若かった時の世界に来ちゃった的な」 |
| 106 | 蒼葉小春 | 「え?」 |
| 107 | 桜木彩人 | 「だから、若いの」 |
| 108 | 蒼葉小春 | 「なるほど~」 |
| 109 | 桜木彩人 | 「うん」 |
| 110 | 蒼葉小春 | 「・・・」 |
| 111 | 桜木彩人 | 「・・・」 |
| 112 | 蒼葉小春 | 「・・・えーーー!?ど、どういうこと!?え?え?なんで?なんで?えーわかんないよー」 |
| 113 | 桜木彩人 | 「ふふっ」 |
| 114 | 蒼葉小春 | 「えーなんで笑ってるの!?」 |
| 115 | 桜木彩人 | 「いやーパニクってるな~っと」 |
| 116 | 蒼葉小春 | 「もぉー笑わないでよー」 |
| 117 | 桜木彩人 | 「だってー」 |
| 118 | 川島亜美 | 「いやいや諸君!おぉーほんとに若い!」 |
| 119 | 桜木彩人 | 「え?」 |
| 120 | 清水隼人 | 「疲れた・・・」 |
| 121 | 桜木彩人 | 「お、お疲れ様」 |
| 122 | 川島亜美 | 「うわぁー小春が小春が・・・もー相変わらず可愛いね!」 |
| 123 | 蒼葉小春 | 「きゃっ。亜美ちゃん、いきなり抱きつくのは反則だよー」 |
| 124 | 川島亜美 | 「なにが反則なんだいー」 |
| 125 | 清水隼人 | 「説明は終わった?」 |
| 126 | 桜木彩人 | 「いや、少しだけ。そっちは?」 |
| 127 | 清水隼人 | 「あー理解してるかは分からないが、今分かることだけはとりあえず説明した」 |
| 128 | 桜木彩人 | 「そっか」 |
| 129 | 清水隼人 | 「あとは・・・大橋だけだな」 |
| 130 | 桜木彩人 | 「あっ!そういえば、なんで小春たちがここに居るって分かったんだ?」 |
| 131 | 清水隼人 | 「あぁーそれは」 |
| 132 | 大橋透 | 「だ、誰か居るんですかー?・・・え?」 |
| 133 | 桜木彩人 | 「あっ」 |
| 134 | 清水隼人 | 「いた」 |
| 135 | 川島亜美 | 「ん?」 |
| 136 | 蒼葉小春 | 「え?」 |
| 137 | 大橋透 | 「・・・えーーー!!ど、どどどど」 |
| 138 | 清水隼人 | 「あーこいつも説明大変そうだ」 |
| 139 | 大橋透 | 「どうなってるんだー!!!うっ」 |
| 140 | 桜木彩人 | 「あー」 |
| 141 | 川島亜美 | 「あれ?どうしたの?」 |
| 142 | 清水隼人 | 「気絶した」 |
| 143 | 蒼葉小春 | 「とりあえず、離してー」 |
| 144 | ト書き | リビング |
| 145 | 大橋透 | 「な、なるほど・・・」 |
| 146 | 川島亜美 | 「いやーびっくりだよねー」 |
| 147 | 桜木彩人 | 「かるっ」 |
| 148 | 大橋透 | 「タイムリープ・・・」 |
| 149 | 清水隼人 | 「まだ、確定ではないけどな」 |
| 150 | 川島亜美 | 「他の人もこの家に居るのかな?」 |
| 151 | 清水隼人 | 「いや、この家にはもう居ないはず」 |
| 152 | 桜木彩人 | 「というか、そろそろ隼人の仮説を教えてくれ」 |
| 153 | 清水隼人 | 「そうだな」 |
| 154 | 蒼葉小春 | 「仮説?」 |
| 155 | 桜木彩人 | 「キッチンに行く前に隼人は小春たちが居るって分かったんだ」 |
| 156 | 清水隼人 | 「まず、肉体が若くなってるだけじゃなくて 服も昔着ていた服になっていることその他諸々を考えるとタイムリープが一番しっくりくる」 |
| 157 | 川島亜美 | 「おかしな話だけど確かにね」 |
| 158 | 清水隼人 | 「で、タイムリープしたと仮定するならば、過去に俺たちがこの家で集った日ってことになる」 |
| 159 | 大橋透 | 「そうだね」 |
| 160 | 清水隼人 | 「そして俺は高校生のとき、一度しかこの家には上がってない」 |
| 161 | 桜木彩人 | 「一度しか来なかったっけ?」 |
| 162 | 清水隼人 | 「家に上がったのは一度。遊んでも家に行くってことなかったし、普段は部活があったからな」 |
| 163 | 大橋透 | 「あー部活で忙しくてなかなか遊ぶ時間なんてなかったからね」 |
| 164 | 桜木彩人 | 「そっか」 |
| 165 | 清水隼人 | 「まぁーだから必然的に誰が家に居るか分かったわけ」 |
| 166 | 桜木彩人 | 「なるほど」 |
| 167 | 清水隼人 | 「それが高校3年生の時、8年前だな」 |
| 168 | 桜木彩人 | 「高校3年生ってもう引退してるだろ」 |
| 169 | 大橋透 | 「清水君は弓道部のエースでギリギリまで引退できなかったんだよね」 |
| 170 | 清水隼人 | 「剣道部のエースの大橋もな」 |
| 171 | 大橋透 | 「そうだね・・・お互い頑張ってたよね」 |
| 172 | 清水隼人 | 「とりあえず、これが無理やり考えた俺の仮説だ」 |
| 173 | 桜木彩人 | 「んー合ってるんじゃない? 実際、小春たちはキッチンに居て、大橋・・・大橋ってなんて呼んでだっけ?」 |
| 174 | 大橋透 | 「・・・」 |
| 175 | 清水隼人 | 「そーいえば、名前呼んでたことあったか?」 |
| 176 | 桜木彩人 | 「あぁーないかもな。じゃー大橋って呼んで大丈夫か?」 |
| 177 | 大橋透 | 「う、うん。大丈夫だよ、桜木君」 |
| 178 | 清水隼人 | 「あと」 |
| 179 | 川島亜美 | 「そうなるとやっぱり原因は”あれ”かな?」 |
| 180 | 蒼葉小春 | 「・・・」 |
| 181 | 清水隼人 | 「多分な」 |
| 182 | 桜木彩人 | 「あれ?」 |
| 183 | 清水隼人 | 「俺がこの家に来た日って今日なんだよ」 |
| 184 | 大橋透 | 「今日・・・さっきまで同窓会の会場に居たんだよね」 |
| 185 | 桜木彩人 | 「つまり”あれ”を開けたから?」 |
| 186 | 清水隼人 | 「多分。・・・超非科学的だけどな」 |
| 187 | 蒼葉小春 | 「でも、辻褄は合うんだよね・・・」 |
| 188 | 桜木彩人 | 「・・・」 |
| 189 | 大橋透 | 「・・・」 |
| 190 | 清水隼人 | 「とりあえず、仮説は仮説。実際俺の記憶違いってこともあるし」 |
| 191 | 川島亜美 | 「あっそうだ!なんか今がいつなのかとか確認できれば確実じゃない!?」 |
| 192 | 蒼葉小春 | 「そう・・・だね」 |
| 193 | 大橋透 | 「新聞は?」 |
| 194 | 川島亜美 | 「あぁーそうだ、新聞」 |
| 195 | 桜木彩人 | 「残念ながら取ってない」 |
| 196 | 川島亜美 | 「なんで!?」 |
| 197 | 桜木彩人 | 「色々あるんだよ」 |
| 198 | 大橋透 | 「あっテレビのニュースなら正確な西暦は分からないけど、内容で大体のことは分かるかも」 |
| 199 | 川島亜美 | 「大橋君冴えてる~!よし、ランプ赤いし主電源ついてるよね?リモコンはこれ?」 |
| 200 | 桜木彩人 | 「あぁ」 |
| 201 | 川島亜美 | 「じゃースイッチオン!」 |
| 202 | 大橋透 | 「・・・駄目か」 |
| 203 | 川島亜美 | 「あれ?なんで砂嵐?」 |
| 204 | 清水隼人 | 「おかしいな・・・」 |
| 205 | 川島亜美 | 「砂嵐ってもう映らなくなったんじゃないの?」 |
| 206 | 清水隼人 | 「え?・・・あぁー、これアナログテレビ」 |
| 207 | 川島亜美 | 「アナログ?じゃー見れないね。今はデジタルだよ?」 |
| 208 | 桜木彩人 | 「あほだ。あほが居る」 |
| 209 | 蒼葉小春 | 「亜美ちゃん・・・」 |
| 210 | 清水隼人 | 「今が8年前の世界なら、アナログでも映るだろ」 |
| 211 | 川島亜美 | 「あーそっか」 |
| 212 | 蒼葉小春 | 「なんでつかないんだろ?」 |
| 213 | 清水隼人 | 「んー・・・」 |
| 214 | 大橋透 | 「固定電話なら繋がるかな?」 |
| 215 | 清水隼人 | 「ん?」 |
| 216 | 大橋透 | 「117番にかけられれば」 |
| 217 | 清水隼人 | 「なるほど、時報か」 |
| 218 | 桜木彩人 | 「そんな番号があるのか」 |
| 219 | 清水隼人 | 「まさか、117にかける日がくるとは思わなかった」 |
| 220 | 大橋透 | 「電話借りるよー」 |
| 221 | 桜木彩人 | 「おう」 |
| 222 | 蒼葉小春 | 「彩人くん、台所借りてもいい?」 |
| 223 | 桜木彩人 | 「ん?いいけど、なんで?」 |
| 224 | 蒼葉小春 | 「お茶を入れてこようかなっと」 |
| 225 | 桜木彩人 | 「えっと、俺も手伝うよ」 |
| 226 | 蒼葉小春 | 「ありがと」 |
| 227 | 大橋透 | 「あれ?・・・これも駄目か」 |
| 228 | 清水隼人 | 「駄目だったか?」 |
| 229 | 大橋透 | 「うん・・・」 |
| 230 | 清水隼人 | 「ただのタイムリープじゃなさそうだな」 |
| 231 | 大橋透 | 「そうだね・・・」 |
| 232 | 川島亜美 | 「ねぇねぇ、正確な日付は分からないけどここ見て」 |
| 233 | 大橋透 | 「カレンダー?」 |
| 234 | 清水隼人 | 「・・・」 |
| 235 | 川島亜美 | 「西暦がちょうど8年前だよね?あと、月もあってるし、もう今日は今日なんじゃないかな?」 |
| 236 | 清水隼人 | 「そうだな」 |
| 237 | 大橋透 | 「あとは・・・」 |
| 238 | 桜木彩人 | 「小春、俺が運ぶよ」 |
| 239 | 蒼葉小春 | 「え?あ、ありがと。みんなお茶持ってきたよ」 |
| 240 | 川島亜美 | 「おぉー!」 |
| 241 | 大橋透 | 「ありがとう」 |
| 242 | 桜木彩人 | 「隼人はこれな」 |
| 243 | 清水隼人 | 「おう」 |
| 244 | 桜木彩人 | 「どう?なにか分かった?」 |
| 245 | 清水隼人 | 「んー」 |
| 246 | 大橋透 | 「家の電話とかテレビとかって壊れてたわけじゃないよね?」 |
| 247 | 桜木彩人 | 「そうだけど?」 |
| 248 | 大橋透 | 「そうだよねー・・・」 |
| 249 | 清水隼人 | 「外・・・行ってみるか」 |
| 250 | 大橋透 | 「そ、そうだね・・・」 |
| 251 | 清水隼人 | 「ちょっとだけ避けてた選択肢ではあるんだけどな」 |
| 252 | 大橋透 | 「やっぱり清水君も?」 |
| 253 | 清水隼人 | 「なんだろうな・・・この感覚」 |
| 254 | 大橋透 | 「昔、試合とかで似たような感覚があった気がするんだよね」 |
| 255 | 清水隼人 | 「あぁー俺も。彩人はどう?」 |
| 256 | 桜木彩人 | 「んー、セオリー的に外はやばそうな気がするだけで、別に感覚?ってのはわからないな」 |
| 257 | 清水隼人 | 「そっか・・・」 |
| 258 | 桜木彩人 | 「とりあえず、行くか」 |
| 259 | 川島亜美 | 「あれ?どうしたの?」 |
| 260 | 清水隼人 | 「ちょっと、外の見てくる」 |
| 261 | 川島亜美 | 「外?」 |
| 262 | 大橋透 | 「誰かに会えば日付も分かるし、色々と”ここ”のことが分かると思うからさ」 |
| 263 | 桜木彩人 | 「ってことで、ちょっと行ってくるわー」 |
| 264 | 蒼葉小春 | 「あっ私も行く」 |
| 265 | 桜木彩人 | 「小春たちはここで待ってて。何があるか分からないし」 |
| 266 | 蒼葉小春 | 「だから、一緒に行くよ。今度は、一緒に行く」 |
| 267 | 桜木彩人 | 「・・・」 |
| 268 | 川島亜美 | 「隼人―わたしも行くー」 |
| 269 | 清水隼人 | 「はぁー・・・」 |
| 270 | 大橋透 | 「ただのタイムリープじゃなさそうだし、2人共、ここに居た方がいいと思うよ」 |
| 271 | 蒼葉小春 | 「大橋君はちょっと黙ってて」 |
| 272 | 大橋透 | 「あっす、すみません・・・」 |
| 273 | 清水隼人 | 「・・・彩人」 |
| 274 | 桜木彩人 | 「だな・・・。分かった。一緒に行こう」 |
| 275 | 川島亜美 | 「というか、心配性だなー。別にこれ以上変なことは起きないでしょー」 |
| 276 | 清水隼人 | 「わからないだろ」 |
| 277 | 大橋透 | 「じゃー・・・行こうか」 |
| 278 | 川島亜美 | 「いこいこー」 |
| 279 | 大橋透 | 『そして・・・僕たちは、開いてしまった・・・。 今覚えは、このドアがパンドラの箱だったのかも知れない・・・』 |
| 280 | ト書き | 次回に続く・・・。 劇で使用するさい、締まりが悪かった時用に次回予告書いておきました これは、読んでも読まなくてもどっちでもいいです |
| 281 | 蒼葉小春 | 「その世界は、私たちの常識が通じない世界だった。 通じるのは、言葉と心だけ。世界は終わり、新たな世界で始まる。 すべては、終わったものを取り戻すために・・・。 魂の言葉『第2話・言霊』 人と神が踊るとき、貴方の言葉は届くのでしょうか・・・」 |
©(Copyright) 2012-2025 創作堂さくら紅葉 All Rights Reserved.